元日本代表の大久保嘉人氏が、３月20日にDAZNで配信された『やべっちスタジアム』に出演。アビスパ福岡のFWフアンマ・デルガドのプレーを絶賛した。

　先週末のJリーグで、とくに印象に残った得点シーンを大久保氏がチョイスし、解説する企画「なんか分からんけどこのゴールすげぇ！！」。今回、このコーナーで取り上げたのは、19日のJ１第５節でガンバ大阪を３—２で下した福岡の先制点だ。

　10分、ペナルティエリア左角付近の山岸祐也が中央に横パスを供給。これを受けたフアンマが、相手に寄せられながらも左足の巧みなヒールで右にパスを送ると、駆け上がってきたジョルディ・クルークスが冷静にゴールへ流し込んだ。
 

　このシーンで大久保氏が注目したのは、フアンマのプレー。見事なテクニックで先制点をお膳立てしたストライカーを称賛した。

「外国籍選手は絶対シュートを打つ。でもフアンマ選手はよくあそこでパスを出したなと思いました。テクニシャンタイプでなく、パワータイプのフアンマ選手がこんなオシャレなパスを出す。DFからしたら止めようがないですよね」

　大久保氏は「DFも予想外だったと思う」とシュートという考えだけにとらわれず、状況によって判断を変えられる頭の柔らかさに驚き、改めて「なんであんなパスを出せるのか分からんけど、すげぇプレーでした」と称えた。

　リーグ戦初先発ながらG大阪戦で存在感を見せたフアンマ。得点だけでなくポストプレーでも違いを生み出せるFWの今後の活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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