J通算112得点のFW石原直樹が19年間の現役生活に終止符。“ベルマーレアンバサダー”に就任「恩返しをしていきたい」

2022年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみ」

湘南が石原の現役引退を報告。並びに「ベルマーレアンバサダー」に就任を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 湘南ベルマーレは3月20日、昨シーズン限りで同クラブを退団していたFW石原直樹の現役引退、並びに「ベルマーレアンバサダー」への就任を発表した。

 現在37歳の石原は、2003年に湘南でプロキャリアをスタートし、その後、大宮、広島、浦和、仙台でのプレーを経て、2020年に12年ぶりに湘南へ復帰。そして今年1月、契約満了によりクラブを退団した。

 Jリーグ通算467試合に出場し、112得点を挙げたストライカーは湘南の公式サイトを通じてコメントを発表。これまでの感謝や引退後の意気込みを述べている。
 
「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました。19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメイトや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました。

 18才でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました。

 チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れずチャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました。

 素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です。

 19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう。

 そして、この度ベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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