シャルケ新体制下で、”ボランチ”板倉滉の活躍は? 現地メディアが新たなポジションに挑んた日本代表DFを採点

2022年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

すっかり3バックの中央が板についていたが…

デビュー戦からDFでの起用が続いていた板倉。新たな監督のもとではボランチ起用が増えていくのだろうか。(C)Getty Images

 日本代表DF板倉滉が所属するドイツ2部のシャルケは、ディミトリオス・グラモツィス監督を解任し、新たにマイク・ビュースケンス監督が就任。現地3月13日に行なわれた第26節インゴルシュタット戦では新型コロナの影響で指揮官不在となったが、1部昇格に向けて再スタートを切った。

 グラモツィス前監督は3バックを採用していたが、新指揮官は4バックに変更。ドイツでのデビュー戦以降ずっと3バック中央を務めていた板倉は、ダブルボランチの一角にポジションを上げた。87分までプレーし、3-0の勝利に貢献している。

 現地メディア『DerWesten』は、ポジションを変えた板倉に対して、「6番の位置で非常にいい仕事をした」と高く評価している。
 
「コウ・イタクラが中盤でプレーすることは、スターティングイレブンのメンバーを見てから明らかになったことだった。これまでシャルケのファンは、この日本人選手が主に3バックの中央でプレーする姿を目にし、それに慣れていた。そのため、このような重要な試合での"テスト"は、サポーターの反感や疑問を呼び起こすものでもあった。しかし、試合が始まれば、そうした疑念は消え去った」

 そして板倉のプレーを「この25歳の選手は多くのボールタッチ、知的なポジショニングやビルドアッププレーで優れた役割を果たした」と称えている。

 試合後には、この日、ビューケンス監督にかわって指揮を執ったマティアス・クロイツァー氏が板倉に言及。「インゴルシュタットに対応するために、コウ・イタクラとフロリアン・フリックという4バックと同じプレーができる2人を中盤に置きたかった」とボランチ起用の理由を明かしている。

 ほかにもドイツ専門誌『kicker』は採点で「2.5」とチーム内3位となる高い評価をつけ(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)、『90min』の採点でも10点満点中7点と、こちらもチーム内3位タイだった。

 ドイツ2部は残り8試合で、シャルケは勝点44で5位につけている。1~3位のダルムシュタット、ザンクトパウリ、ブレーメンとは4ポイント差、4位のニュルンベルクとも1ポイント差と激しい昇格争いの最中にある。

 板倉のボランチ起用は今後も継続するのか。次節は室屋成を擁するハノーファーとの対戦(19日)となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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