横浜FCが後半3得点で水戸に逆転勝ち。前半2失点も、試合の流れを変えたのは…

2022年03月13日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

後半投入の山下が積極的に仕掛けアグレッシブさが活性化

後半から投入の山下が流れを引き寄せ、後半に3ゴールを奪った横浜FCが水戸に逆転勝ちした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J2第4節]横浜FC3-2水戸/3月13日(日)/ニッパツ
 
 Jリーグは3月13日、各地でJ2第4節の6試合を開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、開幕3連勝で首位に立つ横浜FCと最下位に沈む水戸ホーリーホックが対戦し、後半に3得点を挙げた横浜FCが3-2で逆転勝ちを収め、開幕4連勝を飾った。
 
 横浜FCは前半に2失点と苦しい展開になるも、後半開始から左ウイングバックに投入された山下諒也が流れを変えた。

 四方田修平監督も「序盤で2失点と予想外の苦しい展開になったが、焦らずやるべきことをやればチャンスはある。これまでの試合でも山下が入ると流れを変えられる、かき回せるのが武器になっていたので起用した。早めに1点目が返せたのが大きい」と語ったように、山下の投入が功を奏した。

 山下が裏へ抜け出す動きやドリブルで果敢に攻めたことで、後半は両ウイングバックが高い位置を取れるようになった。そして50分には右ウイングバックのイサカ・ゼインからのクロスを伊藤翔がうまくトラップして相手DFをかわし右足でシュート。ポストに跳ね返ったこぼれ球を小川航基が押し込み、反撃の狼煙となる1点目が生まれた。

 スコアラーの小川は、今節でJ通算100試合出場を達成。前半から裏に抜け出してボールを引き出す動きをすれば、ポストプレーでタメを作るなど攻撃の起点に。伊藤の得点で追いつき、2-2で迎えた84分には、中村俊輔のCKからヘッドで逆転弾を突き刺した。

 際立つパフォーマンスで勝利の立役者となった小川は「失点した後にどう攻撃に転じるかが大事になると思っていました。1点目はボールがこぼれてくると思っていましたし、2点目は俊さんから良いボールが上がってくると思っていたので、パワーを使って入りました」と振り返った。

 そして、「4連勝を胸にするのではなく、またゼロからやっていきたい」と今後への意気ごみを口にした。
 
 首位をがっちりキープした横浜FC。開幕5連勝へ向け、次節は3月20日にアウェーでファジアーノ岡山と対戦する。
 
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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