「FWは動くな」大久保嘉人が川崎時代を回想。指揮官からのアドバイスに松井大輔が驚愕「今まで聞いたことない」

2022年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

当時の川崎に松井が加入していたら…

大久保氏が、Jリーグ史上初となる3年連続得点王に輝いた川崎時代を振り返った。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表でY.S.C.C.横浜に所属するMF松井大輔が3月12日、自身のYouTubeチャンネルで大久保嘉人氏との対談動画を公開。大久保氏が川崎フロンターレ時代を振り返った。

 大久保氏は2013年にヴィッセル神戸から川崎へ完全移籍で加入。1年目から自己最多となる26得点を挙げて得点王となると、その後もゴールを量産し、Jリーグ史上初となる3年連続で得点王(2013年、2014年、2015年)に輝いた。

 偉業を成し遂げられたのは、当時の川崎を率いていた風間八宏監督からのアドバイスがあったからだと大久保氏は語る。

「(風間監督に)『FWは動くな。歩きながらやれ』と言われて。小学校のときからボールが出てこなかったら動き直せって言われるじゃん、それが染みついていたんだけど、動き直していたら『お前何してんだ。そんな走ってたら体力がなくなるだろ』と言われて、逆に難しいなと」
 
 ただ、指揮官からの指摘によって、「そうするとめちゃくちゃチャンスが来る。シュートは1試合でほぼ5本は打ててた」と圧倒的に決定機が増えたという。

 松井も「FWに歩けという監督は今まで聞いたことない」と驚き。そのうえで、「(川崎で)やりたかったもんね。毎回練習試合はするけど、1回中に入らしてくれないかなと思っていた」と告白した。

 大久保氏は、もし松井が川崎へ加入していたら、「まじで無双してたと思う。それだけ(プレースタイルがチームに)合っていた」とコメント。近い将来、黄金期を迎えることになる当時の川崎で、中村憲剛氏や大島僚太らと並び松井がプレーしていたなら、いったいどんな変化が生まれていたのだろうか。想像するだけで胸が熱くなる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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