「どうすればいい?」アンリらが痛恨退場のインテルFWを擁護&主審へ苦言!「サッカーをする人ならば分かるはずだ」

2022年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スピードに乗れば、足を抜くことはできない」

イエローカード2枚を受け、痛恨の退場となったサンチェス。(C)Getty Images

 現地時間3月8日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・第2レグで、インテルは敵地アンフィールドでリバプールと対戦。ラウタロ・マルティネスのゴラッソで1―0と勝利を収めたが、2戦合計では1―2で競り負け、ベスト8進出を逃した。

 この一戦で、試合の流れを大きく左右したのが、62分に先制した直後のプレーだ。インテルのFWアレクシス・サンチェスがスライディングをし、先にボールに触れた後、相手MFファビーニョの足に接触。結果的に削る形となったため、主審はイエローカードを提示し、前半終了間際にも似たような行為で警告を受けていたチリ代表FWは、退場となった。
【動画&画像】2枚目のイエローカードとなったサンチェスのタックル

 反撃ムードに水を差す行為に、ファンからは辛辣な批判が寄せられた一方で、解説陣からは擁護の声も上がった。

 英紙『Daily Mail』によれば、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、米放送局『CBS』で「レフェリーがルールブックに従ってしまうことがあるのは残念だ」と、杓子定規な主審の判定に苦言を呈している。
 
「どうすればいいんだ?ボールを獲ったら、足は上がるよ。ボールを蹴っ飛ばそうとするんだからね。フルスピードのリプレイを見れば分かるが、ボールを蹴って奪おうとすれば(相手の足を避ける)時間などない。彼(レフェリー)がサッカーをやっている人間なら、あれはイエローではないと分かるはずだ」

 また、元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が「スピードに乗れば、足を抜くことはできない。サンチェスが先にボールに触った。それだけで十分だ」と訴えれば、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏もこう語っている。

「彼は足裏ではなく、伸ばさなければいけない足でボールを奪っているんだ。(上げた足は相手の)足首かスパイクの上だから、それほど高くもない。おそらくただのファウルだろうし、議論の余地があるね。スパイクに当たったという点でイエローはないと思うが、2つのファウルを合わせればレッドカードになると言えるかもしれない」

 もしインテルが数的不利にならなければ、全く違う展開となっていたかもしれないだけに、大きな判定だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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