鹿島の10番が粘り強い一撃で今季初ゴールを奪ってみせた。

　J１リーグ３節の鹿島アントラーズ対柏レイソルが３月６日、県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島が１対０で勝利を収め、今季ホーム初白星を挙げた。

　今季からエースナンバーの10を背負う荒木遼太郎が値千金の決勝弾を挙げた。柏戦はベンチスタートとなったが、56分に途中出場でピッチに入ると虎視眈々とゴール前でチャンスを窺う。そして65分、ペナルティエリア手前中央でボールを受けた荒木は、ディフェンスの一瞬の隙を突いて右足を一閃。相手DFに当たったボールはコースを変えて柏ゴールに吸い込まれた。
 

　じりじりとした展開のなか、まさにエースが放った執念の一撃がネットを揺らし、これがそのまま決勝点に。10番の今季初ゴールが、チームにホーム初白星をもたらした。

　この荒木の一発に、鹿島ファンも歓喜の声を上げている。クラブ公式SNSでは、「やっとキター！」「待ってましたぁぁぁ！」「ホーム初勝利、ウノゼロクリーンシート気持ちいい！！」「鹿島の10番が先発しないのは、どういうことだ、と思っていましたが、出場して結果を出すのはさすがです」などとコメントが寄せられ、ホーム初白星にも「よく勝った！勝ちながら修正」「勝つことが何よりもいいこと！次も勝とう」「どんな内容でも勝つ！アントラーズっぽくていい」などと苦しみながらも手にした勝点３を評価する声が続々と上がっている。

　これで勝点６の４位につけた鹿島。覇権奪回へまずまずの好位置につける2022シーズンの立ち上がりとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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