王者・川崎、タイムアップ寸前の同点弾でドローも首位陥落… ガンバは残り数秒で白星を逃す

2022年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

小野瀬が開幕戦に続くホーム弾!

小野瀬が今季2点目をゲット。試合は引き分けに終わった。写真:田中研治

 J1リーグは3月6日、3節の8試合を開催。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪対川崎フロンターレの一戦が行なわれ、2-2の引き分けに終わった。

 試合は王者・川崎に対して、G大阪がアグレッシブな出足でゴールを脅かしていく。すると34分、G大阪は右サイドへの展開から髙尾瑠がクロスを供給。これは谷口彰悟にクリアされるものの、これを山本悠樹がダイレクトボレーで川崎ゴールに叩き込んだ。G大阪が先制する。
 
 リードされた川崎もチャナティップのチャンスメイクからレアンドロ・ダミアンが決定機を迎えるなど、反撃を見せるがネットを揺らせず、前半はG大阪リードで折り返す。

 迎えた後半、G大阪は57分に宇佐美が負傷退場に追い込まれるアクシデント。代わって山見大登が投入される。一方の川崎は58分、3枚替えで一気に形勢逆転を図り、ボール支配率を高めていく。そして75分、川崎は小塚和季からのクロスに反応した宮城天がワントラップから右足で流し込み、ネットを揺らす。川崎が同点に追いつく。

 しかしG大阪はすぐさま反撃。77分、右サイドへ展開すると、小野瀬康介がカットインから左足を振り抜く。対峙した宮城の足に当たって高く上がったシュートが、GKチョン・ソンリョンの手をかすめてゴールに吸い込まれた。小野瀬の開幕戦に続くホーム戦弾でG大阪が勝ち越しに成功する。

 試合はこのまま2-1でタイムアップするかに思われたが、後半アディショナルタイムの残り数秒。川崎は、相手GK石川からボールを奪い取った小林悠がレアンドロ・ダミアンにつなぎ、背番号9が難なく流し込んだ。2-2の同点となり、直後にタイムアップ。川崎は終了直前になんとか勝点1を手にしたが、勝点10で横浜F・マリノスと並んだものの、得失点差で首位の座から陥落している。一方、勝点3が終了寸前で零れ落ちたG大阪は連勝ならず、勝点を4に伸ばした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】山本悠樹が王者・川崎を相手に鮮烈ボレーで先制弾

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