「2人のクリスチアーノに会った」マドリー&ユーベで共闘したケディラが明かす背番号7の変化「最初は自分勝手で…」

2022年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直に言うと、クリスチアーノがチームにいる場合…」

昨季いっぱいで現役を引退したケディラ(左)が、元同僚C・ロナウド(右)について語った。(C)Getty Images

 昨シーズンいっぱいで現役を引退したサミ・ケディラが『ESPN』のインタビューに応じ、自身が感じたチームメイトの変化について語った。スペイン紙『Marca』が3月4日付けで伝えている。

 34歳の元ドイツ代表MFは、現役時代にはシュツットガルト、レアル・マドリー、ユベントス、ヘルタ・ベルリンでプレー。ドイツ、スペイン、イタリアのいずれでもリーグ制覇を果たし、マドリーではビッグイヤーも掲げたほか、ドイツ代表としても2014年のブラジル・ワールドカップ優勝に貢献している。

 そんな輝かしい経歴を誇るレジェンドが今回掘り下げたのが、マドリーとユベントスで共闘したクリスチアーノ・ロナウドだ。誰もが知る唯一無二のスーパースターだが、ケディラは「2人のクリスチアーノに会った」と言う。

「最初はレアル・マドリーでだ。彼は少し若く、落ち着かず自分勝手でもあった。悪い意味でのわがままではなく、若いストライカーらしいというか、自分の個性を見つけなければならなかったんだ。

 ユベントスに移籍してからのクリスチアーノは、もっとリーダー的な存在だった。まだエゴがあり、点を取るために利己的ではあったけど、チームメイトの背中を押し、より良くすることに力を注いでいたんだ。ピッチ外ではリラックスして、もっと大人になっていたね。でも、ピッチ内ではいつも集中して、変わらぬ激しさだった」
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 さらに「正直に言うと、クリスチアーノや(リオネル)メッシ、ネイマールがチームにいる場合、ほとんどの時間を10人で守備をする」と指摘したケディラは、ジョゼ・モウリーニョとカルロ・アンチェロッティの両監督が「スタイルやアイデアを変えた」と、白い巨人で起きた"革命"にも切り込んでいる。

「ロナウドにボックス内でボールを渡さなければならないし、彼のために戦い、走り、何でもすることを伝えなければならないんだ。最終的には十中八九、彼が勝利をもたらすゴールを決めていたからね。それがクリスチアーノとの約束なんだ」

 時を経て、再びマンチェスター・ユナイテッドで戦う背番号7の得点力に陰りが見え、ロナウド頼りが通用しなくなってきているのは事実だ。37歳はここから奮起し、かつてのように勝利へ導くゴールを量産できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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