「クロップは彼を信頼している」鮮烈2ゴールの南野拓実に地元紙が“9点”の最高評価!「見出しを飾ることは多くないが…」

2022年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カップ戦での貢献は実に立派だ」

今シーズンのカップ戦で計7ゴールを奪っている南野。(C)Getty Images

 現地時間3月2日に行なわれたFAカップ5回戦で、リバプールはホームにノーリッジを迎え、2-1で勝利を収めた。

 チームを7シーズンぶりのベスト8進出に導く2得点をもたらしたのが、2月6日の4回戦以来の先発出場となった南野拓実だ。4-3-3の右ウイングでプレーした背番号18は、27分にディボック・オリギからのパスを右足で叩き込んで先制点を挙げると、39分には再び右足で豪快なシュートを放ち、2点目を奪った。
【動画】南野の右足が火を吹く! ノーリッジ戦で叩き込んだ2ゴールをチェック

 この活躍ぶりに、現地紙『Liverpool Echo』は採点でチーム内最高評価となる10点満点中9点をつけた。寸評では「右サイドでプレーし、試合開始のホイッスルが吹かれた瞬間から、常にアグレッシブにプレーに参加しようとする姿勢を見せた。前半に決めた2つのゴールをうまく生かし、ノーリッジを常に脅かしていた」と称賛している。
 
 また、英紙『Daily Express』は「この試合で輝いたのは間違いなく彼だ。クロップも彼を信頼している」と称え、日本代表アタッカーに対する指揮官の信頼と、チームにもたらす"良い影響"を指摘している。

「つい数日前にカラバオ・カップを獲得したリバプールだが、FAカップでも優勝候補の一角に名を連ねることを確実にした。今シーズン、南野は見出しを飾る機会こそ多くはないが、彼がリバプールのためにカラバオ・カップとFAカップにおける貢献は実に立派だ。

 南野はユルゲン・クロップ監督のチームの、縁の下の力持ちとして模範的な態度を示し続け、その努力を結実させている。もちろん、本人はプレミアリーグでレギュラーとしてプレーすることを望んでいるだろうが、クロップはカップ戦やローテーションの際、彼に声をかけることを躊躇しないだろう。もしかしたら、彼は将来、リバプールを離れるかもしれないが、彼の貢献は、リバプールがあらゆる面で挑戦するために役立っているのだ」

 今夜の2得点で、今シーズンの公式戦ゴール数を「9」に伸ばした南野。プレミアリーグで先発する機会には恵まれていないが、カラバオ・カップでの貢献は指揮官も高く評価している。チームにさらなるタイトルをもたらすべく、背番号18の活躍は欠かせないものになりつつある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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