現地２月26日に行なわれたラ・リーガ第26節で、久保建英が所属する16位のマジョルカは、12位のバレンシアとホームで対戦。開始早々に決められたゴラッソが重くのしかかり、０-１で敗れた。

　ただ、この日の久保はキレッキレで、得意のドリブルで何度も敵陣を切り裂き、バレンシアはファウルで止めることしかできない。なんと被ファウル数は10回。チーム全体が21回だから、半分近くが日本代表MFへのファウルだったことになる。

　チャンスを何度もファウルで潰され、珍しく苛立つ場面もあった。19分、自陣でボールを受けた久保はウロシュ・ラシッチをあっさりかわすと、そのままドリブルで持ち込む。そして、ハーフウェイラインを過ぎたあたりで、敵FWブライアン・ヒルに後ろから倒されると、ヒートアップして何事かを叫んだ。

　するとB・ヒルも言い返し、互いに顔を近づけて睨み合いとなるが、すでに抗議でイエローカードを１枚受けていた久保は冷静さを取り戻し、その場は収まった。

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　久保と同じ2001年生まれで、左利きのドリブラーという共通点もあるB・ヒルは、初の国外挑戦となったトッテナムで結果を残せず、今冬にバレンシアにローン移籍してきた。昨シーズンは出身クラブであるセビージャからレンタルされたエイバルで躍動し、乾貴士（現セレッソ大阪）から左サイドハーフのポジションを奪取。昨夏の東京オリンピックでも、銀メダルを獲得したU－24スペイン代表の一員として久保がいた日本とも準決勝で対戦している（出番はなし）。

　そんな逸材との"睨み合い"に、ファンからは次のような声があがった。

「これ激アツすぎ」
「久保とヒルのやり合いが見ていて熱くなった」
「くそ痺れたわこのシーン」
「若者同士の熱い喧嘩いいねぇ」
「ヒルとのバチバチシーンは正直かっこ良かった」
「久保がヒルとやり合ってるの、世界の若手選手なんやと実感できてめっちゃ良い！
「ヒルと接触して荒れたシーンも冷静やったし20歳とは思えない」
「若き天才同士の戦い熱いな」

　久保に負けじと、B・ヒルも好プレーを連発した。そんな若武者同士のやり合いに胸を熱くしたファンが少なくなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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