「また東洋人差別だ!」南野拓実の優勝杯戴冠シーンで“アジア人軽視”と韓国メディアが怒り!「パク・チソン、岡崎も同様の屈辱に…」【2022総集編】

2022年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野の番になった途端に…

決勝では出番がなかったが、戴冠に貢献した南野。(C)Getty Images

 今年も残すところあと半月となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、日本人選手に対する海外メディアの報道を鋭く指摘した記事を再掲する。

記事初掲載:2022年3月1日

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 現地時間2月27日にウェンブリーで開催されたカラバオカップ(リーグカップ)の決勝で、南野拓実が所属(当時)するリバプールは、スコアレスで突入したPK戦の末にチェルシーに勝利。9度目の戴冠を果たした。

 ただ、その後の表彰式で残念なシーンがあったと主張したのが、韓国メディア『my daily』だ。「まただ!繰り返される東洋人差別」と題した記事で、「南野が優勝トロフィーを掴むと、(中継の)カメラは違うところを写した。パク・チソン、岡崎慎司も同様の屈辱にあった」と指摘している。

 記事によれば、問題のシーンは、リバプールの面々がスタンドに上がり、ユルゲン・クロップ監督を皮切りに、選手たちが一人ひとり優勝カップを掲げた際に起きた。フィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラー……アンドリュー・ロバートソン、ナビ・ケイタ、ジョエル・マティプと続き、南野の番になった途端、映像が拍手するクロップ監督の姿に切り替わったという。

 そして、南野の番が通り過ぎるやいなや、またカメラがスイッチングし、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ディオゴ・ジョッタとカップを持ち上げるシーンが続いたとしている。たしかに映像を確認すると、南野の番になった瞬間にカメラが切り替わっている。
【動画】韓国メディアが糾弾した南野の戴冠シーン
 同メディアがこれを重く見たのは、過去にも同様のケースがあったからのようだ。「明らかなアジア人軽視だ」として、怒りの声をあげている。

「マンチェスター・ユナイテッドでプレーしたパク・チソンもこのような扱いを受けたことがある。ユナイテッド時代に数回の優勝を経験したが、トロフィー授賞式で優勝カップを持ち上げるたびにカメラが観客を写したり、あまり意味のない場面を捉えた。1、2回ではなく、大きな議論になった」

『my daily』はさらに「もうひとりの日本人、岡崎も同じだ。レスター時代にプレミアリーグを制覇した時も、岡崎が優勝カップを掲げるとカメラを切り替えた。そして彼を通り過ぎると、再びを戻ったのだ」と糾弾している。

 また、英誌 『FourFourTwo』の韓国番を務めるチョン・ジフン記者も、この件について触れ、「偶然の一致か? それともアジア人に対する人種差別だろうか。パク・チソン、 岡崎、南野、優勝セレモニーの軽視」と記事に綴っている。。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】最高の笑みを浮かべた南野がサポーターに向けトロフィーを掲げる!歓喜の瞬間をチェック​

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