「ファウルでしか止められない」久保建英の“被ファウル数”に現地衝撃!全国紙は最高評価「間違いなくマジョルカで一番の選手」

2022年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クボがマジョルカの目覚まし時計として登場」

キレキレのドリブルでバレンシアを翻弄した久保。(C)Getty Images

 チームは敗れた。だが、17番の存在感は明らかに際立っていた。

 現地時間2月26日に行なわれたラ・リーガ第26節で、久保建英が所属する16位のマジョルカ(勝点26)は、12位のバレンシア(同30)とホームで対戦。開始4分に敵CBガブリエウ・パウリスタに決められた豪快なミドル弾一発に泣き、0-1で黒星を喫した。

 この試合で輝きを放ったのが久保だった。序盤からドリブルで果敢に仕掛けると、バレンシアはファウルを連発。なんと、試合を通して3枚のイエローカードを誘発した。

 前半アディショナルタイム2分には、右サイドでボールを受け、ドリブルで切れ込んで、得意の形からシュートを放つも、ここはわずかに枠を捉えられない。

 圧巻だったのは52分のプレーだ。右サイドから敵陣を斜めに切り裂くスルーパスを逆サイドのハウメ・コスタに供給。ビッグチャンスを創出したが、この左SBがシュートを外し、ゴールには繋がらなかった。

【動画】現地絶賛!敵陣を斜めに切り裂く久保建英の圧巻スルーパス
 フル出場で違いを作り続けた日本代表MFを、現地スペインのメディアは絶賛。『Ok Diario』は「クボはクラッキだったが、足りなかった」と見出しをつけ、次のように綴った。

「バレンシアがファウルでしか止められなかった日本人選手が素晴らしいプレーを見せた。コソボ代表のムリチが最高のパフォーマンスを見せられなかったこの試合で、クボは間違いなくマジョルカで最高の選手だった」

 またスペイン全国紙の『AS』は、ゴラッソを決めたガブリエウとともに、マジョルカでは唯一となる最高評価の3点を付与。「クボがマジョルカの目覚まし時計として登場」と綴り、なんとこの20歳に10回もファウルを犯したバレンシア陣営を「早朝に目覚まし時計を止める人のようだった」と驚きをもって伝えている。

 この日のバレンシアのファウル数は「21」。うち約半分が、久保に対してのものだったことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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