L・ダミアンの技ありヘッドで王者・川崎が開幕戦を制す!!FC東京との多摩川クラシコに1-0で勝利

2022年02月18日 本田健介(サッカーダイジェスト)

FC東京では高卒ルーキーの松木がデビュー

決勝弾を挙げたL・ダミアン。チームを勝利に導いた。(C)SOCCER DIGEST

[J1第1節]川崎1-0FC東京/2月18日/等々力

 2月18日、2022年のオープニングマッチとなる金曜日のナイターゲームが等々力陸上競技場で開催され、"多摩川クラシコ"として王者・川崎とFC東京が対戦した。

 6日前の今季の公式戦初戦だった富士フイルム・スーパーカップで浦和に敗れた川崎は、その試合のスタメンから1人を変更。左ウイングにマルシーニョを入れ、アンカーにはジョアン・シミッチではなく浦和戦ではインサイドハーフを務めた大島僚太を回した。

 川崎のシステムは4-3-3。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根視来、谷口彰悟、車屋紳太郎、登里享平、中盤はアンカーに大島僚太、インサイドハーフに脇坂泰斗、チャナティップ、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョが入った。

 対するFC東京はチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が出たことで苦しい台所事情になった様子。今季から指揮を執るアルベル監督は4-3-3を採用し、高卒のMF松木玖生をスタメンに抜擢した。GKはヤクブ・スウォビィク、4バックは右から渡邊凌磨、木本恭生、エンリケ・トレヴィザン、小川諒也、アンカーに青木拓矢、インサイドハーフは安部柊斗、松木、3トップは右からレアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑の並びとなった。

 序盤は川崎が左のマルシーニョの裏への走り込みを生かしながらチャンスを作る。5分にはチャナティップのスルーパスからマルシーニョが抜け出して折り返すも、FC東京守備陣が必死のディフェンス。

 18分にはL・ダミアンのスルーパスをエリア左で受けたマルシーニョがシュートを放つも、スウォビィクがわずかに触れ、ボールはポストを弾いた。

 一方、FC東京も23分にレアンドロが強烈なシュートを放つも、今度は川崎のGKチョン・ソンリョンが好セーブ。前半はスコアレスで折り返す。



 
 後半に入って50分には後方のボールに反応したレアンドロが抜け出し、GKと1対1になるも、再びチョン・ソンリョンが立ちはだかる。

 60分にはゴール前のFKからレアンドロのクロスを永井が頭で合わせてネットを揺らすも、オフサイドの判定となった。

 それでも81分、川崎がスコアを動かす。途中出場の遠野大弥のシュートから左CKを得ると、キッカーの遠野はボールをニアへ。これをL・ダミアンが身体を反らしながら上手くヘッドで決めてネットを揺らした。

 終盤はFC東京が猛攻を仕掛けるも、川崎のチョン・ソンリョンがゴールを許さず。川崎が1-0で開幕戦を制した。


取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事