「南野らはピッチにも立てない」インテル撃破のリバプール、英紙は“選手層の違い”を指摘「クロップはインザーギをもてあそんだ」

2022年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本物の武器と感じられるベンチメンバーがいる」

ともに途中出場となったフィルミーノ(右)とディアス。(C)Getty Images

 2月16日に行われたチャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ16第1レグ、インテル対リバプールの一戦は、2-0でアウェーのリバプールが勝利した。

 ホームのイタリア王者インテルもハカン・チャルハノールのシュートがクロスバーを叩くなど、優勝候補の一角を苦しめた。だが、終盤にロベルト・フィルミーノとモハメド・サラーのゴールで2点を奪ったリバプールが、準々決勝進出に向けて前進している。

 ユルゲン・クロップ監督は後半からディオゴ・ジョッタに代えてロベルト・フィルミーノを投入。さらに厳しい展開の中、3枚替えを断行し、ルイス・ディアス、ジョーダン・ヘンダーソン、ナビ・ケイタをピッチに送り出す。すると、75分にセットプレーから均衡を破り、勝利を引き寄せた。

 失点前にラウタロ・マルティネスを下げ、アレクシス・サンチェスを投入していたインテルのシモーネ・インザーギ監督は、2点ビハインドの終盤に4選手を起用。ただ、いずれもインパクトを残すほどの時間はなかった。

【動画】フィルミーノとサラーが決定力を発揮! インテル対リバプールのハイライト
 この両チームの交代に、選手層の違いを指摘する声は少なくない。英紙『The Guardian』は「ある意味でクロップはインザーギをもてあそんでいた」と報じている。

「5000万ポンド(約70億円)のウィンガー(ディアス)を試してみよう。CL優勝キャプテン(ヘンダーソン)を試してみよう。6000万ポンド(約84億円)で獲得した、ベンチに置いておける余裕のあるMF(ケイタ)を試してみよう。で、そちらは?マッテオ・ダルミアン?おやおや」

 同紙は「ここでピッチに立つことすらなかった選手たち、ジョエル・マティプ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、タクミ・ミナミノを考えれば、リバプールのファンがスカッドにますます興奮している理由も分かるだろう」と続けた。

「かつてのリバプールは、スタメンでなくなるとクオリティの低下が明らかだった。今は他がうらやむ選手層で、ポジション争いがあり、本物の武器と感じられるベンチメンバーがいる。今回ほどそれが顕著だったことはないだろう。試合はオープンで、インテルは荒々しかったが、突然0-2のビハインドを背負うことになったのだ」

 だが試合後、クロップは気を引き締めるコメントを残した。3月8日の本拠地アンフィールドでの第2レグでも、リバプールに死角はないのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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