パリ・サンジェルマンが世界に誇る前線のビッグネームたちは、どんな選手にも「一緒にプレーしたい」と思わせることだろう。日々の練習から彼らの技術を近くで見られるのは、チームメイトになった者たちの特権のひとつだ。

　だが、今シーズンからパリSGに加わったアシュラフ・ハキミを誰よりも驚かせたのは、リオネル・メッシでも、キリアン・エムバペでも、ネイマールでもなかったそうだ。ハキミは、イタリア代表のマルコ・ヴェッラッティの技術に目を見張ったという。

『Football Italia』が報じたところによると、ハキミはスペイン紙『Marca』のインタビューで、「練習でメッシやネイマール、エムバペといった選手たちを見て驚くのは普通のことだ。でも、以前から知っていたとはいえ、僕が最も驚かされた選手はヴェッラッティなんだよ」と明かしている。

「プレッシャーにさらされていても、彼はいつも冷静なんだ。彼がボールを求めれば、その足からそれを奪うことは不可能なのさ。前線のあの選手たちのクオリティは当然だけど、練習でヴェッラッティを見るのが楽しいんだ」

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　イタリア出身ながらセリエAを経験することなく、弱冠19歳でフランスに渡ってもうすぐ10年。負傷による欠場の多さは気になるが、稀代の司令塔の技術は、昨年インテルでイタリア・サッカーを経験したモロッコ代表DFのことを魅了したようだ。

　そのハキミやヴェッラッティを擁するパリSGは、２月15日のチャンピオンズ・リーグ、ラウンド・オブ16でレアル・マドリーと対戦する。ハキミの古巣との大勝負で、パリSGは悲願の欧州制覇に向けて前進することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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