「信じられないキック」「ドンナルンマって誰だっけ?」16年ぶり“GKのアシスト”にミラン・ファンが歓喜!

2022年02月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ミランGKでは2006年のジーダ以来。

サンプドリア戦でロングフィードからアシストを記録したメニャン。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間2月13日のセリエA25節でミランは、ホームでサンプドリアと対戦。決勝点が生まれたのは、前半8分だった。GKマイク・メニャンが、自陣ペナルティーエリア手前から右足でロングフィード。これを敵陣左サイドで受けたラファエウ・レオンは、ワンタッチで相手DFを一気に抜き去り、右足でゴールネットを揺らした。
 
『OPTA』によれば、ミランのGKがアシストを記録したのは2006年のジーダ(元ブラジル代表)以来、実に16年ぶりだった。
 
 フランス代表GKのメニャンは、2021年夏にパリSGへと去ったジャンルイジ・ドンナルンマの後釜としてリールからミランに加入。確かなキャッチングやディフレクティングなどセーブで存在感を発揮しながら、左右両足で長短の正確なパスが蹴れる特長を活かして、「11人目のフィールドプレーヤー」としても活躍してきた。そして、今回のサンプドリア戦では、ゴールに直結するアシストを記録する離れ業までやってのけたのだ。
 
 ミランやセリエAの公式YouTubeやツイッターがこの「歴史的アシスト」の動画を配信すると、ファンからは絶賛のコメントが殺到している。
 
「GKのアシストなんて久しぶりに見た」
「メニャンもレオンも最高」
「すごいゴールシーン」
「こんな綺麗なフィードが蹴れるGKは世界でも限られる」
「信じられないキック」
「素晴らしいアシスト」
「アシストもできるGKなんて最高」
「ドンナルンマって誰だっけ?」
「ゲームみたいなゴール」
「ドンナルンマには蹴れない種類のキック」
「ドンナルンマは足下が酷かっただけに、メニャンが余計に新鮮に見える」
「メニャンもレオンもリールから獲得した。ありがとうリール」
「レオンのスピードを計算したかのようなアシスト」
 
 ちなみに、試合後にステーファノ・ピオーリ監督や選手たちは、今回のゴールを「練習の成果が出た」とコメント。相手がGKにプレッシャーをかけてこない局面の狙いとして、メニャンのロングフィードからのフィニッシュはトレーニングを重ねていたことを明かしている。
 
「GKのフィールドプレーヤー化」がますます進んでいるモダンフットボールにおいて、卓越した足技を持つGKを擁するチームの優位性は明らか。リバプールのアリソン、マンチェスター・シティのエデルソン、バルセロナのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンなどと同じく、メニャンもミランに守備のみならず攻撃でも多くの可能性をもたらしているモダンGKの1人と言えるだろう。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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