もちろん、まずは目の前の戦いに集中しなければいけない。一方で、シーズン途中に新体制となったマンチェスター・ユナイテッドは、来季以降を見据えた計画も進めていく必要がある。

　そのひとつが、指揮官の人選だ。米スポーツチャンネル『ESPN』は、ユナイテッドの主力選手たちが、現在パリ・サンジェルマンを率いるマウリシオ・ポチェティーノ監督を望んでいると報じた。

　ユナイテッドは昨年11月にオレ・グンナー・スールシャール前監督を解任。現在はラルフ・ラングニックが暫定的に指揮を執っているが、そのラングニックと２月１日付で最高経営責任者に就任したリチャード・アーノルドによる来季からの正式監督の人選が注目されている。

　そしてESPNによれば、ユナイテッドの多くの主力選手が強く望んでいるのが、以前トッテナムを率いたアルゼンチン人指揮官という。クラブは今季終了後できるだけ早くに新監督を決めたい意向で、「招聘可能との感触」があるとのことだ。

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　リーグ・アンで２位に13ポイント差をつけて首位を独走するパリSGだが、ポチェティーノはフランスで批判にさらされている。ESPNは、早ければ来月のチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ・16でレアル・マドリー相手に敗退すれば、ポチェティーノの立場が危うくなるかもしれないと報じた。

　さらに、ESPNは、ポチェティーノ自身がプレミアリーグ復帰を「歓迎」していると報道。そのスタイルに加え、アカデミー選手を抜擢し、若手登用に意欲的なことから、オールド・トラフォードでポチェティーノは高く評価されていると伝えた。

　記事によると、ユナイテッドの候補リストには５名が挙げられており、ポチェティーノのほかにはアヤックスのエリク・テン・ハーグもリストアップされているとのこと。ラングニックが高く評価し、適任と考えているそうだ。ただ、ラングニック自身の続投の可能性も除外はしていないという。

　サー・アレックス・ファーガソンの引退以降、デイビッド・モイーズ、ルイス・ファン・ハール、ジョゼ・モウリーニョ、そしてOBのスールシャールと指揮官の代えながらも、かつての輝きを取り戻せていないユナイテッド。新たに悩める名門の指揮を執るのは誰になるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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