現地時間２月６日に行なわれたアフリカ・ネーションズカップ（AFCON）決勝戦でエジプトとセネガルが激突。スコアレスのまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に４-２でセネガルが激戦を制した。

　この試合には、プレミアリーグのリバプールではチームメイト同士のモハメド・サラー、サディオ・マネがそれぞれ出場。そのサラーが見せた表彰式での表情が、大きな反響を集めている。

　勝負を決するPK戦で、ふたりはともに５人目のキッカーとして予定されていた。しかし、先行のセネガルが５人目のマネを迎えた時点でエジプトが２人失敗しており、マネがきっちり決めた後、サラーに出番が回ることなく終わってしまった。
 

　サラーは試合後、無念さを隠すことができず、PK戦後には涙もみせた。それでもマネやセネガルの健闘をたたえた後、表彰式では、金色の優勝トロフィーに触れないまでも接近し、名残惜しそうに見つめる姿がみられた。

　この様子は海外メディア『433』で公開されると、「なんて悲しそうな顔なんだ」「サラーの悔しさが伝わる」といったコメントが多く集まった。ほかにも、「こんなのを見たら泣いてしまう」「サラーは本当によく頑張った」「次こそ頑張ろう」「サラーにいつか栄冠を」といった声がみられた。

　ちなみに、リバプールOBの元英国代表ジェイミー・キャラガーは自身のTwitterで「最高のキッカーをPKで５番目にしてはいけない。決勝のPK戦でエジプトのためにサラーが蹴らないなんて狂ってる」と勝負の場を奪われたエースを生んだ采配に批判の声を上げている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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