「得点力は見事、中央で使うべき」先発7戦7発の南野拓実を地元メディア称賛!「90分あたりの得点率はオリギやサラーに次ぐ」

2022年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「右サイドでは本当に輝けなかった」

カーディフ戦で今シーズンの公式戦7点目を奪った南野。(C)Getty Images

 南野拓実がクラブで生き残るには、中央で居場所を見つけるべきだ――リバプール専門メディア『LIVERPOOL.COM』は、公式戦7点目となるゴールを決めた日本代表についてそう分析している。

 南野は2月6日のFAカップ4回戦で、公式戦4試合ぶりに先発出場を果たすと、新戦力ルイス・ディアスのお膳立てからチームの追加点となるゴールを奪取。3-1の勝利に貢献した。

『LIVERPOOL.COM』は「前半、右サイドでミナミノは本当に輝けなかった。だが、それは前半のリバプール選手全員に言えることだ。全体として少し活気のないパフォーマンスだった」と報じている。

「後半に状況は一変した。もっとピッチ中央に入り、サイドにいたときよりもタイトなエリアで相手選手に囲まれながら繊細な足技からより良い結果をもたらした。ミナミノのゴールは中央にいたことから生まれた。ディアスがどこにパスを出すかを先んじて、ゴールに叩き込む決定力を見せた」

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 さらに、同メディアは「カーディフ戦が証明したのは、しばらく前からリバプールのファンが感じていたことで、クロップによる4-3-3のサイドでプレーするには不向きということだ」と、南野が生きる場所はサイドではないと指摘した。

「彼はクロップが好む形でその役割をこなすだけの攻撃性と力を欠いている。高さではモハメド・サラーとあまり違いがないが、両者のプレーからはそう思わないだろう。サラーには完璧に役割をこなすだけのスピードと身体の強さがある。対してミナミノは軽量で、サイドでのプレーは手に余る。中央だともっとやりやすそうだ。それが彼にとっての将来的な役割となるかもしれない」

3トップの中央を務める選手はロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタ、ディボック・オリギとそろっている。だが、記事はフィルミーノとオリギが今季限りで退団するかもしれないとし、「ミナミノがジョッタのバックアッパーとなる可能性はある」と伝えた。

「彼の今シーズンの得点力は見事だ。公式戦では先発7試合で7得点。90分あたりの得点はオリギやサラーに次ぐ。好調のジョッタですら、日本代表の得点率に及ばない。サラーがもうすぐ戻るだけに、再びミナミノがサイドで使われることはないだろう。だが、今回の一戦は、ミナミノをまた先発させたければ、生かすのに理想的なのは中央で起用することだとクロップを確信させたかもしれない」

 この冬も去就が取りざたされたように、南野自身もリバプールでの将来は不透明だ。クロップ率いるチームには物足りないとの声も、出場時に結果を残している現状をたたえる声もあり、評価が二分される日本代表アタッカーには、どのような未来が待っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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