「最初から出たがっていたが…」ミラン指揮官が“30分”で違いを生んだ10番を称賛!「決定的な仕事を果たした」

2022年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

宿敵インテルに476日ぶり勝利

ブラヒムを抱き抱え、健闘を称えるピオーリ監督。(C)Getty Images

 現地時間2月5日に開催されたセリエA第24節で、勝点49で3位のミランは4ポイント差で首位のインテルと対戦。39分にCKからイバン・ペリシッチに先制点を許すも、ブラヒム・ディアスを投入した後半に反撃に出ると、75分にショートカウンターからオリビエ・ジルーがついに同点弾を叩き込む。

 これで勢いに乗ったミランは、そのわずか3分後に再びジルーが逆転ゴールを奪い、このまま2―1で白熱のミラノ・ダービーを制した。
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 現地メディア『Sky Sport Italia』によれば、「自分たちのクオリティを信じ続けなければならないと伝えた。障害はそれを信じない人には乗り越えられないものだ」とチームに掛けた言葉を明かしたステーファノ・ピオーリ監督は、476日ぶりの宿敵撃破にこう喜びを語っている。

「リーグで最も強いチーム、インテルとのダービーに勝ったことは、大いに満足だ。選手たちの勇気で、試合をひっくり返した。チームの精神的な強さを示すことができたね」

 さらに「前半は悪く、後半は良くなった」と振り返った56歳のイタリア人指揮官は、58分から途中出場し、違いを生み出した背番号10ブラヒムの適応力を称えている。
 
「前半は正しい選択ができず(相手が)深く入り込むスペースがあった。ピンチの多くは悪いパスからで、鋭い攻守の切り替えもできず、多くのチャンスを与えてしまった。後半は相手のゴール前でもプレーしたが、インテルはアドバンテージを何とか守ろうとしていた。

 私たちが支配するなかで、もっとフレッシュさが必要だったんだ。だから(ジュニオール)メシアスとブラヒム・ディアスを投入した。違いを生むのはプレータイムではなく質だ。ブラヒムは最初から出ることを望んでいたが、30分で決定的な仕事を果たした」

 大黒柱のズラタン・イブラヒモビッチを負傷で欠きながらも、見事な逆転勝利で大一番をモノにしたミラン。1試合消化が多いとはいえ、インテルとは1ポイント差まで肉薄した。この勢いで、一気に首位奪回なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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