ホーム2連戦で“キャプテン”を務めた遠藤航、サウジ戦を終えて充足感も吉田麻也の帰還を熱望!「一緒にW杯出場を決めたい」

2022年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カウンターを狙うということで意志は統一されていた」

キャプテンマークを巻いた遠藤。中国戦、そしてサウジ戦での奮闘が光った。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 2月1日、カタール・ワールドカップの出場権をかけて争うアジア最終予選の第8戦、日本代表はホームに同グループ首位のサウジアラビアを迎えた一戦を、2-0で完勝。先日行なわれた中国戦に続くホーム戦連勝、そして同予選では5連勝と波に乗っている。

 このホーム2連戦では、主将である吉田麻也が負傷のために招集外に。その代わりを務めたのが、遠藤航だった。

 サウジアラビア戦を終えた"暫定"キャプテンは、フラッシュインタビューに登場。「アウェーで悔しい思いをして、今日は絶対ホームで借りを返そうという思いで試合に入って、いい形で2点とれて良かった」と試合を振り返った。

 この日も守田英正、田中碧とともに中盤3枚を形成しプレー。インタビュアーである中村憲剛氏に「そのあたりのバランスはどう意識していたのか?」と問われると、このようにコメントした。
 
「距離感は常に意識していた。モリ(守田)のところで、じゃあ誰がディフェンスラインからボールを受けて前を向くのか。そういうところのバランスを見ながら、うまくプレ―出来ていたと思う。

 前半も少し、後半も引くシーンというのはあったけれど、そこは割り切って、しっかり守る。そしてカウンターを狙っていくというところはチームとしてはっきりしていた。(攻め込まれて)苦しいというよりは、相手に持たせて、したたかにやることを意識していた」

 そして、吉田の代わりにキャプテンとしてこの2連戦を乗り越え、3月に行なわれる最終予選への抱負を、笑顔を交えて述べた。

「ホーム2連戦で2連勝できたのはよかったけれど、まだW杯出場は決まっていない。次はキャプテンも帰ってきますし(笑顔)、3月にまたみんなで集まり、キャプテンと一緒にW杯出場を決めたい」
 
 日本はこれで6勝2敗、勝点18の2位を維持し、1位のサウジアラビアには1ポイント差に迫った。次戦はアウェーでのオーストラリア、そしてベトナム戦だ。吉田キャプテンが戻ってくるであろう3月に、森保ジャパンは自力でのW杯出場を決めきることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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