【J1展望】2ndステージ・5節|鳥栖-鹿島|柴崎が復活した鹿島を、豊田を欠く鳥栖が迎え撃つ

2015年07月28日 サッカーダイジェスト編集部

鳥栖――手応えを得る3バックで完封を目論む。 鹿島――取り戻した球際の激しさを押し出し、連勝を狙う。

故障者/鳥栖=林、平 鹿島=ジネイ
出場停止/鳥栖=なし 鹿島=なし

J1リーグ 2ndステージ・5節
サガン鳥栖-鹿島アントラーズ
7月29日(水)/19:00/ベストアメニティスタジアム
 
サガン鳥栖
2ndステージ成績(4節終了時):9位 勝点6 1勝3分1敗 6得点・6失点
年間成績(22試合終了時): 12位 勝点26 6勝8分8敗 28得点・38失点
※日程の関係上、1試合多く消化
 
【最新チーム事情】                 
●19日間で6試合の超過密日程の最終戦に臨む。
●怪我明けの豊田は状態に不安。ベンチ入りも微妙。
●3バックには指揮官、選手ともに手応えを得る。
 
【担当記者の視点】
 過密日程を強いられ、連戦が続くなか、今週はランニングやシュート練習など軽めの調整に終始した。筋肉系の怪我を負った豊田は、今節も先発から外れる見込み。ベンチに座れるかどうかも微妙だ。
 
 林や丹羽など最終ラインにもコンディション不良の選手が続出し、ここ2試合は応急処置として3バックを採用するが、急造の割には機能している。守備面だけでなく、両サイドのキム・ミヌ、吉田がスムーズに攻撃へ参加できており、ロングボールに頼らない崩しという面でも効果は表われていると言えよう。
 
 鹿島戦に向けて高橋は「無失点で勝ち切りたい」と、第2ステージすべての試合で先制ゴールを許している点を危惧。手応えを得つつある3バックシステムで、「6連戦の最後を勝って終わりたい」(鎌田)ところだ。
 
 
鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(4節終了時):7位 勝点7 2勝1分1敗 5得点・5失点
年間成績(21試合終了時):7位 勝点29 8勝5分8敗 32得点・30失点
 
【最新チーム事情】
●石井新監督に交代し、球際の激しさが復活。
●日本代表の柴崎が前節で完全復活。
●体調不良が続いた金崎に復帰の可能性。
 
【担当記者の視点】
 前節のFC東京戦は、収穫の多い1勝だった。先月20日の横浜戦を最後に欠場していた柴崎が復帰し、トニーニョ・セレーゾ前監督の後を受けた石井新監督の初采配で勝点3を獲得。1ゴール・1アシストの活躍を見せた柴崎は、痛めていた左足第5中足骨に不安はなく、鳥栖戦も先発出場する予定だ。
 
 石井監督の就任以降、球際の激しさや攻守の切り替えの意識が格段に向上した。わずか3日間の練習だったが、前体制で禁止されていた紅白戦等でのスライディングを解禁。かつて「練習から公式戦のように激しい」と言われた黄金期の姿を取り戻させようとしている。今節で対戦する鳥栖は球際の強さを押し出すクラブであり、"激しさ"を試す格好の相手となる。
 
 7月19日の松本戦を体調不良で欠場し、別メニュー調整が続いていた金崎も全体練習に復帰。出場できれば、状態が上向くチームをさらに活気づけるはずだ。
 
 
故障者/鳥栖=林、平 鹿島=ジネイ
出場停止/鳥栖=なし 鹿島=なし
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