「もっとチャレンジしないと」田中碧が自身の課題を告白。パスコース選択で「ミスしないほうを選んでしまっている」

2022年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

次戦のサウジアラビアを警戒「アジアの中ではすごく強いチーム」

日本代表の田中がパスコースの選択について、自身の課題を口にした。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の田中碧が、自身の抱える課題を告白した。

 日本は1月27日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選で中国代表と対戦し、大迫勇也と伊東純也のゴールで2-0の快勝。インサイドハーフで先発した田中は、「自分が前向きにボールを蹴る回数も多かった」との言葉通り、積極的に中盤でボールを受け、効果的なパス配球で攻撃にリズムを生んでいた。

 田中は所属クラブのデュッセルドルフ(ドイツ)でも、前につけるパスの成功率が高く、ビルドアップの繋ぎ役として存在感を示している。しかし本人は、チャンスに直結する前線の選手への縦パスが少ないと課題を分析する。

「(パスの)成功確率とチャンスを自分の中で天秤にかけたときに、やっぱり自分はなるべくミスをしないほうを選んでしまっている。パスを通せると自信を持てるような技術をつければ、よりもっと大胆なチャレンジができると思う」
 
 もちろんミスをしないに越したことはないが、リスクを冒してでも得点に繋がるパスを選ぶことの重要性を強調。「そこはいますごく感じている部分。これからより必要になってくる」と意識の改善を誓った。

 現在グループ2位の日本は2月1日、首位を走るサウジアラビアとの大一番を迎える。田中は、「やっぱり身体能力も高いですし、スピードもありますし、技術もしっかりしている。アジアの中ではすごく強いチームだと思う」と警戒する。

 それでも、「(日本と同様)相手もボールを握りたいチーム。相手が高い位置に出てくる分、後ろのスペースは空くと思うので、良い形でボールを奪えれば良い形でカウンターにも行ける。そこの奪い方と奪ったあとがすごくキーになる」と攻略法を語り、重要な一戦へ向けて闘志を燃やした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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