セルジオ越後氏が自身のYouTubeチャンネル『蹴球越後屋』にて、日本代表のドリブラー三笘薫について言及。今後、さらに世界へ羽ばたくためのアドバイスを送った。

　越後氏は三笘に対し、「世界に出て成功してほしい」と期待をこめる。そのうえで、昨年の東京オリンピックではなかなか出場機会に恵まれなかったことにも触れ、「まずは日本代表のレギュラーにならなかったら話にならない」と奮起を促した。

　三笘は今シーズン、ブライトン（イングランド）からのレンタル移籍でベルギーのユニオン・サン＝ジロワーズに所属。リーグ首位を走るチームのなかで、ここまで公式戦17試合で６ゴール・３アシストを記録するなど、躍動している。
 

　ただ越後氏は、「ベルギーには、日本人がいっぱい行っているね。そのなかで羽ばたいたのはDF冨安（健洋）だけ」と語り、次のステップアップが重要だと指摘。また、日本人選手全体に求める意識について、次のように持論を展開した。

「ロマーリオとか、有名な選手はオランダ（リーグ）から始まっている。オランダやベルギーの代表選手がみんな他国のリーグでプレーしているように、（国内に）残っていたらだめ。日本人選手もそうならなければいけない」

　さらに、三笘に参考にしてほしい選手として、かつて鹿島アントラーズで10番を背負っていた黄金世代のMF本山雅志を挙げ、「三笘と同じ左のポジションだったよね。半端じゃなかったよ。大きくないし細いし。でも技術は高かった」とドリブルを絶賛。続けて、「本山を越えてほしい。（プレーの）ビデオは残っているはずだから、もうひとつ上にいくために観てほしい」とさらに成長するためのアドバイスを三笘に送り、動画を締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】セルジオ越後が三笘薫に覚醒へのヒントを助言！ 参考にすべき選手に挙げたのは…