試合中に揉めた南野拓実と中国代表MFの“8年前の因縁”に敵国メディアが注目!「広がった両選手の差は、両国の差の縮図だ」

2022年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに1995年生まれの両選手が衝突

小競り合いをした南野と中国代表MFは、14年の大会でゴールを決め合っていた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 1月27日に行なわれたカタール・ワールドカップのアジア最終予選・第7戦で、日本代表は埼玉スタジアムで中国代表と対戦。2‐0で快勝を収めて4連勝を飾り、勝点を15に伸ばした。

 ここまで4勝2敗の森保ジャパンは、13分に右ウイングの伊東純也のクロスが相手のハンドを誘発し、PKを獲得。これを大迫勇也がきっちり決めて先制点を挙げると、61分に途中出場で入ったばかりの左SB中山雄太のクロスに伊東がヘッドで合わせて追加点を奪う。守備では中国をシュート2本に抑え込み、危なげなく勝点3を奪取。2位を堅持している。

 この試合でひと悶着あったのが、70分だ。南野拓実と中国のMFウェイ・シーハオが激しく衝突した後に睨み合い、何事かを罵り合ったのだ。

 このシーンに中国のスポーツメディア『新浪体育』も注目。ともに1995年生まれの両選手の"因縁"について紹介している。
 
【PHOTO】重要な2連戦!埼玉スタジアムに駆けつけた日本代表サポーター!
 記事は、2014年のU-19アジア選手権のグループステージで中国が日本に2-1で勝利した試合で、ウェイ・シーハオが2点、南野が1点を挙げたことを紹介。これが、全てのカテゴリーを含めて、中国が日本に勝った最後の試合だと綴った。

 同メディアは「人の喜びと悲しみは同じではなく、才能が発達する過程も大きく異なる」とし、その後の2人の対照的なキャリアを紹介している。

「ウェイ・シーハオはポルトガル・リーグで地位を確立したが、2017年に中国に戻ることを選択した。南野は2015年の初めに海外に移籍し、レッドブル・ザルツブルクに加入。その後、2019年の終わりにリバプールに加わった」

 そして、「何年も経った後、ひとりはビッグクラブのリバプールでプレーし、ひとりは中国スーパーリーグでプレーしている。ふたりは代表戦で再会し、一方的な試合になった」と続け、こう締めくくっている。

「今日の両選手の差は、中国と日本のサッカーの差を反映している」

 8年前に、ウェイ・シーハオの活躍で日本を破った中国。だが、その後に広がった小さくない差を嘆いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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