［カタール・ワールドカップ・アジア最終予選］日本 ２-０ 中国／１月27日／埼玉スタジアム2002

　ワールドカップのアジア最終予選の第７節、ホームに中国を迎えた日本は２－０で完封勝利を収めた。CBで先発した谷口彰悟は、終始落ち着いたプレーでクリーンシート達成に大きく貢献した。

　谷口は試合後、「比較的落ち着いてゲームに入れたし、普段（川崎フロンターレで）やっているような試合ができた」と満足げな表情を浮かべた。そのうえで、「緊張もしました」とも。怪我により今回招集外となっている吉田麻也と冨安健洋の代役としてピッチに立つうえで、大きなプレッシャーと戦っていたことを明かした。

「プレッシャーはもちろんありました。メディアの書き方も、『（吉田と冨安が不在で）大丈夫か？』という報道もありましたし、みんながこの空いたCBの座を狙っている。最終予選は自分もすごく出たかった舞台。ただそのチャンスが回ってきて、ここできちんとしたプレーをしないと次はないと思っていました」
 

　中国戦では安定した守備に加え、攻撃でもビルドアップの際に効果的な縦パスを何度も供給。プレッシャーと戦うなかでも、"いつも通り"のプレーができたのは、これまでの豊富な経験があったからこそだった。

「代表の経験は浅いですけど、国内の試合やACLを経験してきていることは事実。今日の中国もACLでの相手と似ていたというか、そういった感覚を活かしながらやることができました」

　中国戦での手ごたえを胸に、30歳のCBは、「まだまだ吸収したいし、もっと代表に絡んでいきたい。この歳でも、もっと成長できる」と高い向上心を持ち続ける。次戦、サウジアラビア戦の奮闘にも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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