『航なら大丈夫』吉田麻也からもお墨付きをもらった“主将”遠藤航が心掛けたいつも通りのプレー「自分の良さを出すだけ」

2022年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャプテンマークを巻くから何か特別変わるということはない」

故障で不在の吉田に代わり、主将を務めた遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 1月27日に開催されたカタール・ワールドカップ最終予選(グループB)の第7節で、グループ2位の日本は同5位の中国とホームで対戦した。

 立ち上がりから主導権を握った日本が試合を動かしたのは、13分。相手のハンドで得たPKを大迫勇也がきっちりと決めた。その後も押し込み、61分には途中出場で入ったばかりの中山雄太のクロスから、伊東純也がヘッドで合わせ、追加点を奪取。勝利を大きく手繰り寄せると、3点目こそ奪えなかったものの、終盤の中国の攻撃をはねのけ、そのまま2―0で完封勝利を収めた。
【動画】中山雄太のピンポイントクロスに伊東純也が頭で合わせ、待望の追加点!

 故障で不在の吉田麻也に代わり、キャプテンを務めた遠藤航は試合後の会見に出席し、決戦の前にチームメイトに伝えた言葉と、自身が意識していたことを明かしている。

「必ず勝点3を獲らないといけなかったので、とにかく今日も今いるメンバーでしっかり勝点3を取ろうという話を試合前にしました。プレー自体は、キャプテンマークを巻くから何か特別変わることはないと思っているので。いつも通り自分のプレーを出すというところを心掛けていました。そこまで気負いすぎず、自分の良さを出すことだけにフォーカスしていました」
 
 時間帯によっては、スピード感に欠ける部分も見受けられたが、遠藤は「ゆっくり動かすことが全部悪いとは思っていないです」ときっぱり。そのうえで次戦はグループ首位のサウジアラビアと戦うにあたって、上積みとして課題をこう口にしている。

「ただ、やっぱりより点を取るとか、高いレベルになったときに、どう崩していくのか。縦に入れるタイミングや、どうスイッチを入れるかみたいなところ。そこはもっともっと回数は多くしてもいいかなとは思うので。ゆっくりする時間を持ちながら、もっと縦に入れる回数を増やして、スイッチを入れる回数を増やしていけば、もっともっと得点機会は増えていくかなと。そこはお互い、いつなのかというのは探りながらやっていければいいかなと思います」

 無念の不参加となった吉田からは「試合前にLINEで『航なら大丈夫だ』とコメントをもらった」という遠藤。サウジアラビアとの大一番でも、"いつも通り"のプレーと、キャプテンシーでチームに勝利をもたらせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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