「凄いとしか言いようがない」名手・小野伸二が絶賛した日本代表戦士は?「あっと驚くようなプレーをする」

2022年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「早送りで試合をやってましたから」

日本代表の後輩について語った小野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 1月24日より『WOWOWオンデマンド』で配信がスタートした「宮本恒靖×小野伸二 スペシャル対談 ~世界を知る男たち 最先端の欧州と日本の未来~」で、元日本代表MFの小野(札幌)が森保ジャパンの10番について言及した。

 この対談企画は3部構成で、現在配信中の第1部のテーマは、「UEFAチャンピオンズ・リーグ」。オランダの名門フェイエノールト時代にチャンピオンズ・リーグに9試合出場している小野が、日本代表で共闘した宮本氏と、記憶に残っている試合や今シーズンにグループステージ敗退に終わったバルサの低迷、ラウンド・オブ16の注目カードなどについて語り合っている。

 そして、日本人選手として、唯一決勝トーナメントを戦うリバプールの南野拓実について、宮本氏から「伸二も同じ攻撃的な選手だけど、彼のプレースタイルをどう見ている?」と尋ねられると、42歳のファンタジスタは次のように返している。

「プレースタイル云々より、あのリバプールでプレーするというのが、想像がつかない。凄いとか言いようがない。あのメンバーの中に入って、試合に出たり、点と取ったりしているわけですから、本当に凄いと思いますよ」

【動画】CLにも出場!小野伸二のオランダ時代のTOP10ゴール
 宮本氏が「(プレースピードが)相当速いだろうね。どのぐらいの感覚なんだろう」と話すと、小野は「僕ら2004年にイングランド代表とやったじゃないですか。最初の15分ぐらい、『えっ』と思いましたもん、速すぎて」と18年前の試合を引き合いに出し、こう続けている。

「あれを90分間、もちろん練習でもずっと経験しているわけじゃないですか。判断の速さとか、絶対速いと思います。彼らは早送りで試合をやってましたから」

 そう振り返ったのは、2004年6月1日、当時のジーコジャパンがイングランドと対戦したフレンドリーマッチだ。日本はマイケル・オーウェンのゴールで先制されるも、小野の得点で1-1のドローに持ち込んでいる。

「南野選手はすごくいいスキルを持っている。ザルツブルクの時から、人を魅了するようなプレーを数々見せてもらってたんで。まさか、そこからリバプールに行くとは」

 そう27歳のアタッカーを称えた小野は、一番のストロングポイントについて、「やっぱり、ファーストタッチの置き方。そこから2タッチ目の素早い反応。切り返しなのか、前に行くのか、落とすのか。そういう判断が優れている」と称賛。さらに「あとは得点能力。いいところにいて、人があっと驚くようなプレーをする」と称えている。

 リバプールは、ラウンド・オブ16でセリエA王者のインテルと対戦する。稀代の司令塔が絶賛した南野の活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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