元浦和のトーマス・デンはなぜ新潟に移籍したのか?「自分の能力を示せるところでプレーしたい」と意気込み

2022年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今年は“やってやるぞ”という気持ちがある」

昨夏の東京五輪にも出場したT・デン。国際舞台での経験も豊富な24歳が新天地にかける意気込みなどを語った。(C)Getty Images

 昨季限りで浦和レッズを契約満了となったトーマス・デンは、アルビレックス新潟に新天地を求めた。1月8日に入国し、10日間の隔離期間を終えた24歳のオーストラリア代表DFは同21日、オンライン取材に応じた。

 新潟への移籍の決め手については、以下のように話す。

「強化部の方といろいろな話をさせていただいて、新潟が目指しているサッカーなどを聞いて、自分がフィットするのも分かったので、新潟に来ることに決めました」

 決断には「どのチームに行くのが正しいのか」など少なからず時間がかかったという。J1やヨーロッパに行く選択肢もあったが、鼠径部の怪我もあり、それは叶わず。J2も視野に入った時に、元ジェフ千葉のジェイソン・ゲリアと話をして、J2は戦術的にも技術的にもJ1と遜色ないことを知った。

 なによりも、新潟のJ1昇格にかける強い思いに心を動かされたようだ。カテゴリーがひとつ下がるが気にならない。「自分の能力を示せるところでプレーしたい」と意気込む。
 
 昨季は浦和でJ1での出場はわずか2試合のみ。「怪我で身体的にも精神的にもうまくいかなかった」と悔しがる。だからこそ、「今年は"やってやるぞ"という気持ちがある」。

 怪我は完治している。まだまだ伸びしろ十分の男にかかる期待は大きい。

「1対1が強いということもありますし、無失点の試合を続けていきたい。ボールを扱う技術も長けているので、そういったものも示していきたい。あとはチームプレーヤーだと思っているので、チームに貢献できることであればなんでもやっていきたい」

 新潟で新たなスタートを切るT・デンの活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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