ディバラのインテル移籍に現実味?「フリー獲得」に定評の敏腕CEOが注目発言!

2022年01月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユベントスとインテルで数々のフリー移籍をまとめる。

去就が注目されているディバラ。(C)Getty Images

 今夏の去就が大きく注目されている1人が、アルゼンチン代表FWのパウロ・ディバラだ。
 
 所属するユベントスとの契約は今シーズン末まで。クラブはここ1、2年で選手サイドと長く契約延長交渉を続けてきたが完全合意できておらず、契約満了まで約5か月の段階まできてしまった。このままでは移籍金ゼロのフリーエージェントで他クラブに渡ることが可能だ。
 
 ユベントスで10番を背負い、推定市場価格が5000万ユーロ(約65億円)と評価されているレフティーが、フリーエージェントになって移籍金ゼロで獲得できるとなれば争奪戦は必至。そんな中で興味深い発言をしたのが、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOだ。現地時間1月19日のエンポリ戦(コッパ・イタリアのラウンド・オブ16)の前、『Mediaset』のインタビューでこう語っている。
 
「ディバラのようなトッププレーヤーが契約満了で退団となれば、重要なクラブが獲得を試みるのは普通のことだ。それが移籍市場というものさ。我々はジャンルカ・スカマッカとダビデ・フラッテージ(ともにサッスオーロ)も興味深く見守っている。彼らはメイド・イン・イタリアの才能だしね」
 
 ちなみに、このマロッタCEOはインテルの前にはそれこそユベントスの強化担当として辣腕を発揮(2010~2018年)。2012年にディバラをパレルモからユベントスに引き抜いたのは彼で、旧知の間柄だ。
 
 さらに交渉力に長けたマロッタCEOは、前所属クラブと契約満了を迎えるフリートランスファー選手の引き抜きがいわば十八番だ。ユベントス時代はアンドレア・ピルロやルッシオ、ポール・ポグバ、フェルナンド・ジョレンテ、サミ・ケディラ、ダニエル・アウベス、エムレ・ジャン、アドリアン・ラビオなどを移籍金ゼロで獲得。2018年12月に移ったインテルでも、ディエゴ・ゴディン、アルトゥーロ・ビダル、ハカン・チャルハノールなどを同じくフリートランスファーで獲得し、さらに今夏に向けてはアヤックスと契約満了を迎えるGKアンドレ・オナナとの契約をすでに内定させている。
 
 はたして、ディバラはユベントスにとって宿敵であるインテルに移籍するのか。注目が集まる。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】ディバラのユベントス時代ゴール集をチェック!
 

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