逆転負けのミラン、まさかの“誤審”に怒り!審判協会は謝罪もファン激怒「恥を知れ」「3部レベル」

2022年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は「あまり言いたくないが…」

ゴールが無効となり、レフェリーに詰め寄るミランの選手たち。(C)Getty Images

 勝てば暫定ながら首位の座を奪還できるところだった。だが、その大事な試合で下位に逆転負けしたのだから、落胆が大きいのは言うまでもない。そこに驚くような判定があれば、なおさらだ。

 1月17日のセリエA第22節で、ミランはスペツィアにホームで1-2と敗れた。ラファエウ・レオンのゴールで前半終了間際に先制したものの、後半に同点とされると、終了直前のアディショナルタイムに痛恨の勝ち越し点を献上。元インテルのチアゴ・モッタが率いるスペツィアに手痛い黒星を喫した。

 前日の試合で首位インテルがアタランタと引き分けたため、ミランは勝てば消化が1試合多いながら首位に返り咲くところだった。だが、逆に3位ナポリに2ポイント差に迫られることになった。

 ミラン陣営とサポーターにとっては、納得しがたい敗戦だろう。タイスコアで迎えた92分に、ジュニオール・メシアスのゴールが不可解な判定で無効となったからだ。

 ペナルティアーク付近でアンテ・レビッチが倒されたとき、マルコ・セッラ主審は即座に笛を吹いた。好位置での直接FKは、絶好のチャンスだ。だが問題は、ボールがボックス内でフリーだったJ・メシアスの足下に転がっていたことだった。

 本来であれば、ミランの好機続行でプレーが流されておかしくない場面だ。しかし、セッラ主審はすぐにホイッスルを鳴らしてしまった。そのため、メシアスはネットを揺らしたが、ミランの得点とはならなかったのである。主審自身、謝罪するように両手を上げたのは過ちに気づいたからだろう。

【動画】試合終盤にネットを揺らすも、まさかの"誤審"!ミランが激怒したシーン
 当然、サポーターは怒り心頭だ。『Gazzetta dello Sport』紙によると、ファンはSNSで「恥を知れ」「3部レベル」「謝罪しろ」「クラブは声をあげるべき」と激怒した。

 衛星放送『Sky Sport』によれば、ステーファノ・ピオーリ監督は「あまり言いたくないが、我々の責任は主審と共有すべきものだ。彼は我々に謝罪もした」と述べている。

「そもそも、あの時点まで彼は微妙なファウルに笛を吹いていなかった。私は選手たちを落ち着かせようとしたが、できなかったよ。誤審されたと分かっていて、明晰さを失ってしまったんだ。残念だよ。前半に好機が多く、1-0で終えるべきではなかったのもあるがね。我々は巻き返さなければ」

 同紙によれば、イタリア審判協会はすぐにミランに謝罪。セッラ主審を当面停止処分にするという。停止期間は2試合超の長期となる可能性もある。

 ただ、ミランが勝利を大きく引き寄せる機会を失い、逆に黒星を喫したことは変わらない。チームは23日の次節でユベントスとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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