「忘れられた元アーセナルの18人」に日本人2選手が選出「オランダではリョウジーニョと…」

2022年01月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「かつてアーセナルにいたことに気づいていないかもしれない」

高卒でアーセナルに入団し、衝撃を与えた宮市。だが、このユニホームで活躍することはできなかった。(C)Getty Images

 才能があっても、成功できるとは限らない。ビッグクラブに所属するのは名誉なことだが、必ずしも全員が輝いたわけではないのは当然だ。むしろ、その存在が忘れ去られていることも少なくない。

 サッカーサイト『Squawka』は1月16日、プレミアリーグの名門アーセナルにかつて在籍したものの、その存在が忘れられているような18人の選手たちをピックアップした。その中に、日本の2選手も含まれている。浅野拓磨(現ボーフム)と宮市亮(現横浜F・マリノス)だ。

 浅野は2016年夏にサンフレッチェ広島からアーセナルに移籍。労働許可証の問題からシュトゥットガルトにレンタル移籍し、2年後にはハノーファーに再レンタル。2019年夏にパルチザンに完全移籍した。

 Squawkaは「マンチェスター・ユナイテッドの一部ファンは、2019年のヨーロッパリーグのパルチザン戦でタクマ・アサノのことを覚えているかもしれない。だが多くは、彼がかつてアーセナルにいたことに気づいていないかもしれない」と伝えている。

 給与未払いなどの問題から、パルチザンとの契約を解消した浅野は、今シーズンからボーフムに移籍してドイツに復帰。「セルビアでのパフォーマンスからボーフムに注目され、今季からブンデスリーガでよくやっており、ボーフムではレギュラーだ」と、記事は紹介している。
 
 一方、中京大中京高の3年時にアーセナル移籍が決まり、大きく注目された宮市は、やはり就労基準の問題からフェイエノールトにレンタル移籍。半年後にイングランドでの冒険を始めたが、度重なる負傷とレンタル生活でアーセナルではインパクトを残せず、2015年に契約解除となった。

 記事は「オランダ時代は現地メディアから『リョウジーニョ』とロナウジーニョになぞらえられた」とのエピソードを紹介。「だが、ヴェンゲルのトップチームで定着していくのに苦しんだ」と、アーセナルでは"忘れられた存在"になったと伝えている。

 なお、今回のリストに選出されたそのほかの選手たちは以下のとおりだ。

アイザック・ヘイデン
リチャード・ライト
イスマエル・ベナセル
ラッサナ・ディアッラ
カルロス・ベラ
ジャーメイン・ペナント
マテュー・ドゥビュシー
マシュー・アップソン
デビッド・ベントリー
セバスティアン・スキラチ
ルイス・ボア・モルテ
ヨッシ・ベナユン
チューバ・アクポム
クリストファー・オルソン
ニコ・イェナリス
ルーク・エイリング

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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