「FC東京を選んだ理由は?」。新体制発表会でそう訊かれた松木玖生の答は?

2022年01月15日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

バイエルンのあの選手のプレーを「すごくチェックしている」

先の高校サッカー選手権ではさすがの貫録を見せつけた松木。プロ1年目から活躍できるか。写真:徳原隆元

 2022年1月15日、FC東京の新体制発表会が行なわれた。その中の新戦力紹介では、青森山田高からの中継で、先の高校選手権で大活躍した松木玖生が登場。その選手権の国立のピッチから「FC東京のタオルなどを見て応援してくれている」と実感していた松木は、「今季からしっかりと結果を残したい」と力強く語った。

 続けて、「FC東京を選んだ理由は?」という質問に「一番の理由は堅守速攻というところで合っているイメージ。そういうスタイルのサッカーが好き」と答えると、起用ポジションについては「まずは任されたところでやる。それが(高校でプレーしていた)ボランチなら光栄」とコメント。

 新シーズンはアルベル監督の下でポゼッションサッカーにトライするが、そこにも不安はない。むしろ「自分はまだまだで、吸収したい。学びたい」と前向きに捉えている。

 どんなサッカーにチャレンジするにせよ、アピールしたいのは「守備力」、そして「ボランチでも得点を決めるところ」と松木は主張する。「負けず嫌いな性格で、とにかく熱いプレーヤー」と自己分析していた彼は「味方を鼓舞しながらプレーしたい」と自信を覗かせる。
 

 そんな松木はバイエルンのムシアラなどのプレーを「すごくチェックしている」そうで、そこから見習うべきは攻撃のバリエーション。「高校での3年間必死に努力してきて、肉体改造してきたので、それなりにできると思います」と、当然ながらプロ1年目から大暴れするつもりだ。

 受け答えがすでに大人という印象を受けた松木。持ち前のメンタルの強さも武器に、FC東京の新たな象徴になれるか。半端なく期待されていることは、誰よりも本人が理解しているはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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