息子の涙に心揺さぶられ…39歳のGK柴崎貴広がJ3相模原で現役続行!「身体もまだ動く、もう少し頑張りたい」

2022年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「SC相模原のJ3優勝、J2昇格の為に全てを捧げます」

昨季限りで東京Vを契約満了となっていた柴崎。引退も頭によぎったが現役続行を決意。新天地は相模原に決まった。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 東京ヴェルディが1月15日、GK柴崎貴広のSC相模原への完全移籍を発表した。

 柴崎は2001年に東京Vでプロキャリアをスタート。横浜FCやFC東京にも所属経験のある39歳の守護神は、昨季限りで東京Vを契約満了。シーズン終了後には最年長選手としてトライアウトにも参加。そして年が明け、新天地はJ2復帰を目指すJ3の相模原に決まった。

 ベテランGKは東京Vの公式HPを通じて、以下のようにコメント。現役続行までの経緯を明らかにしている。

「SC相模原に移籍することになりました。いつからか心の中でヴェルディへの忠誠を誓い、いつかヴェルディで引退して、引退後もヴェルディの為に働きたいとずっと思っていました。今までチームに対して反抗したこともないし(多分…)、言われるがまま身を任せてきました。ヴェルディが好きだから。

 去年、ヴェルディから契約満了を伝えられ、引退後の道も示していただきました。引退して、そのままヴェルディの為に働いた方が、色々な面で動きやすいのもわかってます。しかし、2021シーズン最終節の試合前、息子の涙が自分にとって衝撃的でした。泣きながら"まだプロサッカー選手でいてほしい"と言われて心が揺さぶられ、個人的にも怪我もないし、身体もまだ動くし、もう少し頑張りたいなという気持ちが生まれました。

 ヴェルディを離れる自分を想像すると不思議な感じですが、チャレンジしたいと思います。長い間ありがとうございました!」
 
 また相模原の公式HPでは、以下のように意気込みを伝えている。

「東京ヴェルディから移籍してきました、柴崎貴広です。去年の最終節後の、皆さんの悲しい顔は今でも覚えています。今年は皆さんを笑顔に出来るように、そしてSC相模原のJ3優勝、J2昇格の為に全てを捧げます。応援よろしくお願いします!」

 新たな挑戦に身を投じた男の奮起に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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