【J1展望】2ndステージ・4節|山形-新潟|降格圏同士の潰し合い。山形のクラブJ1通算100ゴール目を決めるのは?

2015年07月24日 Jリーグ

山形――「あと一歩」を追求して是が非でも勝点3を! 新潟――システム変更も? 柔軟かつしたたかに勝機を見出す。

故障者/山形=伊東、中村英 新潟=R・シルバ、田中、松原
出場停止/山形=なし 新潟=なし

J1リーグ2ndステージ・4節
モンテディオ山形-アルビレックス新潟
7月25日(土)/19:30/NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
2ndステージ成績(3節終了時):13位 勝点3 0勝3分0敗 1得点・1失点
年間成績(20試合終了時):16位 勝点17 3勝8分9敗 15得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●新潟戦に向けたトレーニングではメンバーを入れ替えながら、第2ステージから使い始めた3‐5‐1‐1システムの完成度を高めようとしている。
●FC東京戦で負傷交代した當間のコンディションは問題なし。トレーニングをすべてこなしており、新潟戦でも先発出場が濃厚だ。
●チームはリーグ戦で3試合連続ドロー。クラブのJ1通算100ゴールまであと「1」に迫りながら、なかなか到達できない。
 
【担当記者の視点】
 第2ステージは開幕3試合続けてドローと白星こそないが、ここまで着実に勝点を積み上げている。川西曰く「FC東京戦も悪くない戦いぶりだった。3引き分けだけど、1勝ぶんの勝点は獲得しているわけだし、続けていきたい」。
 
 残留を目指すうえで重要なのは、格上に引き分け、下位との対戦でどう勝利を掴むか。その意味で新潟戦は是が非でも勝点3を獲りたいゲームだ。直近のFC東京戦では攻守両面で連動しており、あと一歩のところでゴールを奪えるシーンもあった。「あと一歩のところ」、つまり、最終局面でのプレー精度も高めてゴールにつなげたい。
 
 注目は、連係が合ってきているディエゴとR・フランクの前線ふたり。クラブのJ1通算100ゴール(あと1点)をホームで成し遂げるためにも、彼らの活躍は肝になる。
 
アルビレックス新潟
2ndステージ成績(3節終了時):14位 勝点3 1勝0分2敗 4得点・6失点
年間成績(20試合終了時):17位 勝点17 4勝5分11敗 24得点・39失点
 
【最新チーム事情】
●鳥栖戦で決勝点を挙げた小泉が好調を維持。
●横浜から期限付き移籍でMFの佐藤が加入。
●新加入のCBイム・ユファンは別メニュー調整中。
 
【担当記者の視点】
 前節の鳥栖戦は、16分に小泉が先制点を挙げ、守っては相手のシュートをセットプレーからの2本のみ(枠内シュート0本)に抑えた。今季リーグ戦初めての完封勝利で年間最下位を脱出し、チームには良い雰囲気が漂っている。
 
 ここから、さらに浮上するために、攻撃陣のテコ入れもあった。横浜から期限付きで加入した佐藤は、22日のトレーニングからチームに合流。持ち前の機動力と巧みなボールさばきで、さっそく攻撃を活性化させていた。足を止めずにボールに絡むエネルギッシュなプレーは、単なるアクセント以上のインパクトをチームに与えそうだ。
 
 年間勝点17で並ぶ山形戦、新潟は必勝の構えだ。第2ステージの3試合は、すべて4-4-2で戦ってきたが、第1ステージでは3-4-3の試合も重ねている。今のチームは併用が可能で、相手の状況に合わせてしたたかに勝機を見出すはずだ。
 
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