「恐ろしい状況に直面した」90分経たずに試合終了…主審の大失態で敗れたチュニジア監督が激怒! 30分後の再開を拒否した理由も明かす

2022年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合後の記者会見の最中に再開が決定

90分経たずに試合が終了し、シカズウェ主審に抗議するチュニジアのケバイエル監督(右)。(C)Getty Images

 怒りが収まらないのも、無理はないだろう。

 前代未聞の事態が起こったのは、カメルーンで開催中のアフリカ・ネーションズカップだ。

 1月12日に開催されたグループF第1戦のチュニジア対マリで、48分にPKで後者が1点をリードして迎えた85分、ジャニー・シカズウェ主審が突然終了のホイッスルを鳴らしたのだ。

 もちろんチュニジア側が抗議し、試合は再開されたのだが、なんとレフェリーが再び失態を犯す。89分47秒あたりで、またもタイムアップの笛を吹いてしまうのだ。当然、チュニジア側は猛抗議をするが、今度は試合を続行せず。いったんタイムアップとなり、両チームは引き上げる。

【動画】まさかの85分に終了のホイッスルでチュニジアは茫然

 だが、英メディア『GiveMeSport』などによれば、大会関係者が、ゲームが完了していないことを指摘し、記者会見の最中に再開が決定。マリの選手たちはピッチに戻るも、チュニジア側は姿を現わさず、1‐0で試合が成立してしまった。

『CNN』によれば、この決定にモンドヘール・ケバイエル監督は激怒。「主審は我々の集中力を奪った」とし、こう続けている。

「この恐ろしい状況に直面し、選手たちはすでに風呂に入り、集中力は切れ、意気消沈していた。だから再開したくなかったんだ」

 試合再開が決定したのは、"誤ったタイムアップ"から30分後。二度の混乱の末に、一度はゲームが終了したため、戦う気力がもう残っていなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】試合終了から30分後、主審を代えて再開決定もチュニジアはピッチに現れず…

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