"エジプトの王"にとっては、厳しい初戦となった。

　１月11日のアフリカ・ネーションズカップで、グループDのエジプトは、ナイジェリアに０-１で敗れた。前半、ケレチ・イヘアナチョに先制を許すと、これが決勝点となって黒星発進となっている。

　この一戦で一部から批判を浴びたのが、エジプトのエース、リバプールに所属するモハメド・サラーだ。データサイト『Opta』によると、サラーはボールタッチ35回（相手ボックス内で４回）。シュートは枠内の１本のみで、ドリブルは２回中１回成功という数字だった。

　英紙『Daily Mail』によると、この結果にSNSで手厳しい声が寄せられたという。そのひとつが、「リバプールの仲間がいなければ役立たずだ」というものだ。また、「みんないつも理由なくサラーを叩くな。今日は彼、試合に出てもいないじゃないか」と、皮肉ったツイートも見られた。

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　ほかにも、「走るスペースがなく、またもサラーはタフな試合で役立たずだった」と、大事な局面で活躍していないと指摘する声も。さらに、「DFが２人も同時にサラーを速さで上回った。オレは泣いている。Afcon（アフリカ・ネーションズカップ）はジョークじゃない」と、驚きを表わすファンもいた。

　思うようなスタートを切ることができなかったサラーとエジプト。だが、大会は始まったばかりだ。同組のもう１試合では、スーダンとギニアビサウがスコアレスで引き分けた。勝点なしのエジプトは最下位だが、残り２試合で決勝トーナメント進出を目指す。

　エジプトは15日の次戦でギニアビサウと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部　

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