【J1展望】2ndステージ・4節|川崎 – 清水|清水の切り札「鄭大世」。古巣の川崎を相手に“Jリーグ再デビュー”が濃厚

2015年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎――2試合続けて「4-3-3」を採用。中盤の機能度がポイントに。清水――鄭に攻守両面で大きな期待が懸かる。

故障者/川崎=登里、小林、松井 清水=なし 
出場停止/川崎=なし 清水=なし 

 
J1リーグ 2ndステージ・4節
川崎フロンターレ – 清水エスパルス
7月25日(土)/19:00/等々力競技場
 
川崎フロンターレ
2ndステージ成績(3節終了時):6位 勝点4 1勝1分1敗 3得点・2失点
年間成績(20試合終了時):5位 勝点34 10勝4分6敗 35得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●東アジアカップに向けた代表に谷口が選出。
●バックアップとして車屋が代表にリストアップ。
●武岡が全体練習に復帰。持ち前の対人能力の高さを発揮して先発が濃厚。
●柏戦を踏まえ、選手の意識を変える練習に取り組み、風間監督は手応えを口にする。
 
【担当記者の視点】
 柏戦で採用した4-3-3を継続する見込み。3トップは大久保と田坂に加えて、前節は右SBのエウシーニョが入りそうだ。中盤のトライアングルは変わらず、エウシーニョが前線に回った穴を武岡が埋める形となる。
 
 ひとつのポイントは、清水で"Jリーグ再デビュー"が予想される鄭を抑えられるか。長らく川崎で活躍し、縁深い等々力でのプレーに気合も漲っているはずで、フィジカル勝負ではおそらく分が悪い。谷口と井川のCBコンビが後手に回れば、高い位置で起点を作られて押し込まれる時間も続きそうだ。
 
 第1ステージの清水戦では、相手のプレスにひっかかる回数が多く、自分たちのミスも重なって2-5と大敗。その意味で、大島、中村、森谷の3人が中心となって相手のプレスをいなし、テンポの良いパスワークで主導権を握れるか。それを分断されるようだと、「悪夢、再び」の展開もあり得る。
 
 
 
清水エスパルス
2ndステージ成績(3節終了時):17位 勝点2 0勝2分1敗 2得点・7失点
年間成績(20試合終了時):18位 勝点15 3勝6分11敗 24得点・39失点
 
【最新チーム事情】                 
●古巣の川崎戦で鄭が約5年ぶりにJ1のピッチへ。
●水曜の練習でM・デュークとC・ヨンアピンが別メニューも、大事には至らず。
●平岡が19日の練習試合で実戦復帰。今節はベンチ入り濃厚。
 
【担当記者の視点】
 前節は名古屋相手に引き分け、再び年間順位で最下位に沈んだ。今節は第1ステージで快勝した川崎戦だが、その時と同様にいかに前線からプレスをかけ、相手のパスワークを分断できるかが鍵を握るだろう。
 
 その意味では、今約5年ぶりとなるJ1再デビューが予想される鄭の働きに期待したい。前からの献身的な守備を続けながら、決定的な仕事を果たせるか。大榎監督は鄭の起用法について「どう使うかははっきりしていない」と語るが、木曜、金曜の非公開練習で役割を固めていく構えだ。
 
 また、最終ラインでは今節もアンカーにはC・ヨンアピンが入ると予想。M・デュークとともに水曜の練習では筋肉の張りを訴えて別メニューとなっていたが、大事には至らなかったようで、出場には問題なさそうだ。
 
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事