「カガワはベルギーで残留争いに直面」香川真司のSTVV加入に英メディアも反応!「欧州で活躍する可能性はまだある」とも

2022年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「そのキャリアにおいて飛行距離を重ねている」

マンU退団から7年半。香川は欧州6クラブ目となるシント=トロイデンで再び輝きを放てるか。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドを去ってから7年半。香川真司の2022年の挑戦に英国メディアも反応している。

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)は1月10日、先月18日にPAOKを退団し、フリーとなっていた香川との選手契約が基本合意に達したと発表。14日に行なわれるメディカルチェックを経て、正式契約を締結する予定となっている。

 そのSTVVは2017年11月に日本企業の『DMM.com』が経営権を取得し、現在シュミット・ダニエル、松原后、橋岡大樹、林大地、原大智、伊藤達哉の日本人6選手が在籍。ただ、2017-18シーズンこそ7位に入ったものの、以降は12位、15位、そして今シーズンはここまで13位と、苦戦を強いられている。

 そうしたクラブに、かつてドルトムントやユナイテッドでタイトルを獲得した香川が加入することには驚きがあるようだ。『talkSPORT』は「サー・アレックス・ファーガソン、ユルゲン・クロップと仕事をしたシンジ・カガワは、ベルギーで残留争いに直面している」と見出しを打ち、32歳の現在地をこう説明している。

【PHOTO】セレッソ大阪時代のレアショットや肉体美まで!? 香川真司のキャリア秘蔵写真で一挙公開!
 
「元日本代表選手は、ギリシャのPAOKから放出された後、日本企業がオーナーを務めるベルギーのシント=トロイデンと契約を交わしたばかりだ。彼の新しいクラブは、18チームからなるトップリーグで13位に位置し、昇格・降格プレーオフ圏内の17位とは4ランクしか差がないが、カガワがヨーロッパで活躍する可能性はまだある。STVVは8位までとは7ポイント差で、ヨーロッパ・カンファレンスリーグへの出場権を獲得できる可能性がある」

 そして香川のこれまでキャリアにも触れ、セレッソ大阪でのプロデビューから欧州6クラブ目に辿り着くまでの変遷を伝えている。

「セレッソ大阪で公式戦127試合・57得点を挙げ、母国で名を馳せたカガワは2010年、ロベルト・レバンドフスキと同じ時期に入団し、それぞれユナイテッド、バイエルンへ大金で移籍。しかし、前者はプレミアリーグに馴染めず、オールド・トラフォードにいる間にわずか6回しか得点を挙げられなかった。

 2014年にドルトムントに戻され、ベジクタシュへのレンタルを経て、2019年にサラゴサに売却されると、1年余りでスペイン2部リーグを去ったため、PAOKがフリーで32歳を拾ったが、わずかリーグ戦6試合に出場しただけで放出されることになった。現在はSTVVに所属しており、そのキャリアにおいて飛行距離を重ねている」

 11日に行なわれた加入内定会見では、カタール・ワールドカップへの意欲も見せた日本代表の元10番。ベルギーで再び輝きを放ち、自身3度目の檜舞台に立つことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】出身地の神戸も登場!和のテイスト満載の香川歓迎ムービーをチェック

【画像】香川真司&小栗旬の「素敵ツーショット」

次ページ【動画】出身地の神戸も登場!和のテイスト満載の香川歓迎ムービーをチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事