「クラブにとってローリスクな契約」川辺駿のウルブス加入で、英紙が移籍金に驚き「かなり安い」

2022年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

獲得の一因はアジア戦略にあり?

ウルブス入りが決まった川辺。今後の活躍に期待がかかる。(C)Getty Images

 現地時間1月5日、プレミアリーグのウォルバーハンプトンは、スイス1部のグラスホッパーに所属しているMF川辺駿の獲得を正式に発表。契約期間は3年半と公表された。

 川辺の獲得には現地メディアでも驚きが広がっている。なかでも英紙『The Athletic』は「ウルブズに報酬をもたらす可能性を秘めた、ローリスクな契約」と評している。ちなみに移籍金は50万ポンド(約6750万円)と「かなり安い」額だという。

「これまでに、中国出身か中国の血を引いていることで、2016年に万博(ManBetX)がクラブを買収した後に契約した選手ばかりだ。その後、彼らは成功を収めることができずに去っていった。今回のウルブズの意図は明確だ。彼らは中国やアジアなど巨大な利益を生む市場で、自分たちの知名度や人気を上げることができる選手と契約したいのだ」
 
 ちなみに、21年夏から同クラブにRBライプツィヒからのレンタルで加入している韓国代表FWファン・ヒチャンは「国際舞台や欧州で実績のある選手で、ヨーロッパでプレーしていた時間も長い」と良い評価を得ていると評している。さらに川辺が加わることでアジア戦略が促進されるという一面もあり、「ウルブズが公式なパートナーシップを結んでいるグラスホッパーからの日本人獲得の交渉がどのように行なわれたのかは、推測するしかない」という見解を示しつつも、「それでもメリットが大きいという判断であることは間違いない」と断じている。

 川辺は1月のスイス・リーグが休止している間は、イングランドでウォルバーハンプトンに帯同するという。そして、リーグが再開した際にはスイスに戻り、今シーズンいっぱいはグラスホッパーでプレーするという。

 来シーズン、プレミアという大舞台でプレーする川辺の姿が見られることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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