現地時間１月５日、プレミアリーグのウォルバーハンプトンは、スイス１部のグラスホッパーに所属しているMF川辺駿の獲得を発表した。契約期間は３年半。

　川辺は21年夏にサンフレッチェ広島から、グラスホッパーに加入。ここまで公式戦18試合に出場し、３ゴール・４アシストという記録を残している。

　クラブの発表によれば、契約は結んだものの、今シーズンはグラスホッパーへの再レンタルというかたちでスイスでプレーし、その後に合流するという。

　同クラブのスコット・セラーズTDは「駿は我々が何度も追って、呼び寄せて見てきた選手だ。今シーズンも非常に良くやっていると思う。彼は攻撃的な中盤の選手で、とてもエネルギッシュで、素晴らしいクオリティを持っている。良い方向に進んでいるグラスホッパーで、本当に輝いているのがその証拠だ」とその素質を高く評価しているようだ。

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　また、今回の契約については、「イングランドの外国選手における契約の基準から、彼は今、クラブとサインできる選手だ。だが、この先はできなくなるかもしれない。だからこそ、契約を確立させるために今、移籍を行なった」と説明している。

　英国は１月31日にEU離脱「BREXIT」を表明しており、１月１日からサッカーの移籍市場でも新たなルールが導入されている。獲得には代表戦出場数や時間、該当リーグの出場数などがポイントで算出された上での労働許可証が必要となる新ルールのもとで、現時点では川辺との契約が可能とみなし、移籍に踏み切ったとみられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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