12月28日、第100回全国高校サッカー選手権がついに開幕。開会式のあとに行なわれた開幕戦、関東一（東京）対中津東（大分）戦は６-０で前者が勝利し、２回戦へ駒を進めた。

　立ち上がりからセカンドボールをことごとく拾い、主導権を握ったのは関東一だった。勢いのままに迎えた前半13分、右CKのこぼれ球に反応した若松歩が右足を振り抜く。これがゴール右に突き刺さり、今大会のファーストゴールを挙げた。

　さらに同22分には、左からのクロスをファーサイドで本間凜が頭で折り返す。これを坂井航太がゴール前でトラップし、浮いたボールを右足のボレーで華麗に決め、早くもリードを２点に広げた。

　一方の中津東は、10番の国広雄陽がテクニカルなプレーで観客を沸かせ、左サイドで起点となるも、なかなか相手の守備を崩し切れない。前半終了間際の40＋２分にも、藤井日向にミドルシュートでネットを揺らされ、３点のビハインドを負う。
 

　関東一は後半も攻撃の手を緩めず。開始早々の３分に、本間が都予選から５試合連続となるゴールを挙げると、後半35分には途中出場の１年生・平形京太、39分にはエースの肥田野蓮治が決めて６得点の快勝を収めた。

　関東一は31日に、明日行なわれる尚志（福島）対瀬戸内（広島）の勝利チームと、初のベスト16を懸けて激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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