【強豪校歴代ベスト11】東福岡高編|本山、金古ら伝説の“赤い彗星”を長友が繋ぐ布陣に!

2021年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

金古聖司はディフェンダーながら選手権得点王に輝く

東福岡を代表する選手たち。左から金古、長友、本山。写真:サッカーダイジェスト

 今年で第100回大会を迎える全国高校サッカー選手権大会。この歴史ある大会を登竜門として、多くの選手がプロの舞台へ、あるいは日本代表へ、はたまた海外へと羽ばたいていった。とりわけ、古豪と呼ばれる全国の常連校からは多数のスター選手が生まれている。本稿では、サッカーダイジェストWeb編集部が強豪校別に独自のベストイレブンを選定してみた。今回は"雪の決勝"や翌年の選手権連覇など高校サッカー史に名を残す精鋭軍団・"赤い彗星"東福岡にスポットを当てる。

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 システムは志波芳則監督の4-1-4-1とした。攻撃陣では、まず本山雅志を選出。在校中は、主力としてインターハイ、全日本ユース選手権、高校選手権を制し、高校サッカー史上初の3冠を達成。卒業後もワールドユース(当時)の準優勝や、常勝・鹿島の「10番」として数々のタイトルを獲得。ピッチ上の類まれなテクニックと、その後の実績ともに、もはや説明不要のレジェンドだ。同学年で、左足の強烈な一撃が印象深い古賀誠史。1学年下で、圧倒的なキープ力とパスセンスを誇る宮原裕司のふたりを伝説の3冠チームからセレクト。そこへ、東福岡初のベスト4に進出した74回大会のメンバー、ポストプレーも巧みな万能型FW山下芳輝と、スピードスター小島宏美を加えた。
 
 明治大時代にコンバートされ、日本を代表するサイドバックとして大成した長友佑都を、在学中にプレーしていたアンカーとして配し、豪華攻撃陣をサポート。

 最終ラインは年代別代表でも常連だった古賀正紘と、3冠時のキャプテン手島和希を筆頭に、"2年生"コンビの金古聖司と千代反田充が並ぶ。ふたりは翌年の選手権連覇の立役者で、攻撃力も魅力。金古はディフェンダーながら5ゴールを挙げ、76回大会で得点王に輝く離れ業も成し遂げた。

 守護神には193センチの大型GK富永康博をチョイス。同学年の金古、千代反田らとともに選手権制覇に貢献した。

 また、スタメンに組み込むことができなかったが、現在も指揮を執る森重潤也監督の下、2015年に夏冬連覇を達成したチームから藤川虎太朗と三宅海斗、小田逸稀。そのほか、パリ五輪でのエース候補として注目を集める荒木遼太郎。高校卒業後にアルゼンチンの名門リーベル・プレートに入団した異色の経歴を持つアタッカー池元友樹らを次点とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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