J1リーグ　２ndステージ・３節
ベガルタ仙台－ヴィッセル神戸
７月19日（日）／19:00／ユアテックスタジアム仙台
 
ベガルタ仙台
２ndステージ成績（２節終了時）：13位　勝点１　０勝１分１敗　３得点・４失点
年間成績（19試合終了時）：10位　勝点24　６勝６分７敗　30得点・24失点
 
【最新チーム事情】
●連戦のため、金曜日もごく軽い調整を行なったのみ。
●二見、菅井が別メニューで調整。金久保が前節で復帰し、石川直も全体練習に合流した。
●「神戸はレアンドロ加入で幅と深みと決定力が上がった。組織的守備で粘り強く対応したい」（渡邉監督）
 
【担当記者の視点】
　２節・甲府戦は無失点に抑えたものの、得点もゼロ。相手の試合プランに付き合う展開で、消化不良を起こすような低調な内容となった。神戸戦では自ら仕掛けて流れを引き寄せるゲームコントロールが求められるが、相手が採用するであろう３-４-２-１とは最悪の相性と言っていい。
 
　攻略に求められるのは、攻守の切り替えの早さだ。５バック＋中盤４枚で固められる前に前に出ていけるか。両ウイングバックが攻めに転じて、押し包まれるような攻撃を受ける前にプレスを掛けられるか。かなりの運動量と個々の高い判断力が求められる一戦になるだろう。
 
　鍵を握るのは２トップを組むであろう奥埜と金園。攻撃では基準点としての働きが求められ、守備ではファーストDFとして３バックに制限を掛ける役割を期待したい。ここが機能すれば、第２ステージ初勝利もグッと近づくはずだ。
 
ヴィッセル神戸
２ndステージ成績（２節終了時）：２位　勝点４　１勝１分０敗　６得点・１失点
年間成績（19試合終了時）：12位　勝点23　５勝８分６敗　23得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●前節の湘南戦（△１-１）で腕を痛めたという三原の出場は微妙。代役は前田か？
●別メニュー調整が続くブエノは、今節も出場を回避？
●絶好調の高橋峻が３試合連続ゴールを狙う。
 
【担当記者の視点】
　前節の湘南戦は相手の素早いプレスに苦しめられドロー。前線の３枚、レアンドロ、マルキーニョス、森岡が厳しいマークを受け、苦しい試合展開を余儀なくされた。仙台戦ではウイングバックを活かしたもう少しワイドな展開を増やす必要があるだろう。
 
　そのなかで注目なのは２試合連続ゴール中と、絶好調の高橋峻。右ウイングバックとして豊富な運動量で攻守に躍動し、スピードを活かしたドリブルでチャンスを演出している。３試合連続ゴールにも高い期待を懸けて良いだろう。
 
　スタメンとしては湘南戦で腕を痛めたという三原の出場が微妙な状況。代役を考えるとすれば、粘り強い守備ができる前田になるだろう。また、ブエノは別メニュー調整が続いており、最終ラインは３試合連続で増川、高橋祥、岩波の組合せになりそうだ。