【J1展望】2ndステージ・3節|湘南 – 甲府│大槻の火を噴くシュウヘイショットが再び甲府の堅守を打ち砕くか

2015年07月18日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――好調な大竹の起用法が鍵を握る。 甲府――「立ち向かう」と指揮官。だが守備から手堅く入る?

故障者/湘南=岡田 甲府=福田、石原 
出場停止/湘南=なし、甲府=なし

J1リーグ 2ndステージ・3節
湘南ベルマーレ - ヴァンフォーレ甲府
7月19日(日)/19:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
2ndステージ成績(2節終了時):5位 勝点4 1勝1分0敗 3得点・2失点
年間成績(19試合終了時):8位 勝点26 7勝5分7敗 23得点・26失点
 
【最新チーム事情】
●藤田祥がCFで2試合連続先発か。
●右WBは疲労を考慮して藤田征のスタメンも。
●第1ステージの大槻のような思い切ったシュートを意識。
 
【担当記者の視点】
 連戦の際には曺監督はコンディションを考慮し、思い切った選手起用をしてきた。今回の甲府戦で読めないのがCFだ。調子を上げてきた藤田祥の2試合連続スタメン出場が有力。一方、名古屋戦で出色のプレーを披露した大竹は若干足に痛みがあるようで、様子を見ながらの起用になりそう。堂々とした司令塔の風格が出てきた大竹の起用法が(切り札か、それとも先発か)、今回の試合でひとつのポイントになりそうだ。
 
 また右WBも、第2ステージは古林が2試合連続でスタメン出場している。ドリブルの鋭さを買われて藤田征が3試合ぶりに先発復帰する可能性はある。
 
 第1ステージの対戦では、両チームが持ち味を発揮する好ゲームとなった。甲府の厳しいプレスと堅守をこじ開けるには、その時に決勝点を奪った大槻の左のスーパーショットのように、思い切ったプレーが求められる。観る者すべての度胆を抜いたシュウヘイショットの再現も期待されるところ。
 
ヴァンフォーレ甲府
2ndステージ成績(2節終了時):14位 勝点1 0勝1分1敗 1得点・2失点
年間成績(19試合終了時):14位 勝点21 6勝3分10敗 13得点・24失点
 
【最新チーム事情】
松橋が右足足底筋損傷で、3~4週間の戦線離脱。
●負傷明けのバレーに替わり、状態の良い盛田を1トップに入れるオプションも試行。
●今季湘南にはCK、ミドルによる失点で公式戦2試合2敗。一瞬の隙が命取りに。
 
【担当記者の視点】
 15日の仙台戦を欠場したCB土屋が戦列復帰する見込みの一方、右足を負傷した松橋の欠場が決定的だ。右WBの代役には、松橋と同じく縦への突破力を持ち味とする橋爪が抜擢されそうだ。「立ち向かうことが大事」と佐久間監督が言うように、タイミングを見計らいながら積極的に攻撃にも顔を出したい。
 
 ただし、その前提として"守備第一"とするスタンスも忘れてはならない。特に今季湘南と対戦したリーグとナビスコカップの2試合では、一瞬の隙を突かれて決勝ゴールを許している。幸い、前回対戦時に比べれば守備ブロックの強度は増しているが、「(湘南の)アグレッシブな戦いは脅威」(佐久間監督)なのは間違いなく、身体を張った守備と組織力を維持したうえで、チャンスを確実に活かせるかがポイントとなる。
 
 怪我明けのバレーのコンディションが今ひとつとあって、盛田を1トップに置くシステムも試している。あらゆる手を模索するなか、アウェーで実りある結果=勝点を得たい。
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