「中学時代から憧れの対象」宮本恒靖&小野伸二がキングカズへの想いを語る! 「食事をしている後輩が羨ましい」

2021年12月20日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「サインはくれなかったんですけどね。笑」

宮本氏と小野がWOWOW特別番組で対談を実施。収録後には、「雲の上の存在」だというカズへの想いをそれぞれ口にした。写真:田中研治

 WOWOWオンデマンドにて配信されるスペシャル対談の収録後、出演者の宮本恒靖氏と小野伸二が取材に応じ、大先輩・三浦知良に対する想いをそれぞれ口にした。

 現在54歳の"キングカズ"は、今季限りで横浜FCの退団が濃厚とされ、今オフの去就に注目が集まっている。そんな先輩への想いを訊かれた宮本氏は、出会いを振り返り、「いつまでも憧れの対象」と語った。

「自分が中学生ぐらいの時、日本リーグを観に行って、カズさんが読売クラブの選手としてプレーしていたころにサインをもらいに行きました。サインはくれなかったんですけどね(笑)。『サインは危ないから駄目だよー』って言いながらカズさんは歩いて行ってしまった。このことは後々ご本人にもお伝えしましたが、そういうスター性というものを常に見せてくれて、憧れの対象でした」
 
 また小野は、「僕らからすると雲の上の存在」と表現。そのうえで、「僕らから声をかけることは難しかった」とし、時折後輩たちと食事をする姿を見かけるたび、嫉妬心を覚えていたという。

「僕らの下の世代と一緒に食事をしている姿をインスタグラムとかで見てしまうと、もっと言って(誘って)ほしかったなと。僕らもなんでもっと積極的に(コミュニケーションを取りに)行けなかったんだろうと、後輩たちが羨ましいなと僕らの年代はみんな思っていました」

 50代を超えてもなお現役を続けるカズに対し、日本屈指の天才は「自分もサッカーが好きだという気持ちは誰よりも強いと思っていますけど、(カズさんが)僕以上にそう思えるってどれくらいなんだろうと」と驚き。「来年もそういう元気にサッカーをやっている姿をまた見れるのはすごく楽しみですし、それがまたひとつの刺激にもなる」と歓迎した。

 スペシャル対談「宮本恒靖×小野伸二 ~世界を知る男たち 最先端の欧州と日本の未来~(全3部)」は来年1月24日より、毎週月曜正午にWOWOWオンデマンドで限定配信される。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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