【J1採点&寸評】鳥栖×川崎|互いに好機を決め切れず、後半はスコアが動かず

2015年07月16日 サカクラゲン

冷静にPKを沈め、豊田が今季14ゴール目をマーク。

【警告】鳥栖=鎌田(64分) 川崎=船山(39分)
【退場】鳥栖=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】中村憲剛(川崎)

【試合内容】
 試合開始から、川崎が主導権を握る。17分には、船山からのクロスに飛び込んだ中村が左足で流し込んで先制。しかし、その後は鳥栖の守備ブロックが機能し始め、徐々に鳥栖の流れに変わる。
 
 すると41分、鎌田のスルーパスに反応した吉田が船山に倒されてPKを獲得。これをエース豊田が冷静に沈め、前半のうちに鳥栖が追い付いた。
 
 後半は、互角の展開ながらお互いに好機に決めきれない展開に。終盤は疲れの見えた川崎を鳥栖が押し込むも、結局スコアは動かなかった。
 
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・2節

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【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
立ち上がりの混乱から体制を整え、攻守でハードワーク。前半のうちに追い付いたものの、勝ち越しゴールが遠かった。
 
川崎 5.5
先制までの流れが良かっただけに、その後の試合運びに工夫が見られなかった点が残念。後半も迫力不足だった。
 
 
【鳥栖|採点・寸評】
GK
1 赤星 拓 5.5
要所を締めたプレーで1失点に抑える。ただ、6試合ぶりの出場で試合勘が鈍ったか、キックミスも散見した。
 
DF
23 吉田 豊 6
PKゲットは殊勲。途中から左サイドに回り、時間の経過とともに守備的な姿勢から攻撃に参加するシーンを増やした。
 
36 菊地直哉 5.5
立ち上がりにラインコントロールが乱れ、先制点を献上。終盤は身体を張ったシュートブロックを見せていた。
 
29 谷口博之 5.5
相手FWに高さで負けずにボールを弾き返す一方で、ファウルで止めるシーンも目立ち、ピンチを招くことも。
 
10 キム・ミヌ 6
左SBでスタートし、水沼がピッチを退いた79分からは左サイドMFへ。どちらでも積極的に仕掛けて好機を作る。
 
MF
8 水沼宏太 6
攻守の切り替えが早く、交代するまで運動量を落とさず。ゴールに向かってプレーし続けた姿勢を評価したい。
 
28 高橋義希 6
相手のボール回しに手を焼くシーンも見受けられたが、サイドで起点になり攻撃に参加するなど臨機応変に対応。
 
14 藤田直之 6
ゴールには絡めなかったが、自らも2本のシュートを放ち、正確なキックとロングスローで前線にボールを送り続けた。
 
9 ペク・ソンドン 5
立ち上がりこそゴール前に顔を出したが、決定機を外す。時間の経過とともに消え、期待された結果を残せなかった。
 
24 鎌田大地 5.5
高い位置で仕掛けてPKにつながるスルーパスを通したが、好機に決め切れず。期待値が高いだけに、次回に奮起を。
 
FW
11 豊田陽平 6
落ち着いてPKを決め、今季14ゴール目。最後まで守備に精を出し、素早い攻守の切り替えも怠らなかった。
 
交代出場
MF
25 早坂良太 5.5
交代直後からパスコースに顔を出し、前線でボールを引き出す。終了間際には勝ち越しのチャンスを演出した。
 
MF
16 チェ・ソングン -
チームの攻勢を強める意図で、79分から右SBとしてピッチへ。ただ、守備が今ひとつで、相手の突破を許す場面も。
 
MF
20 菅沼 実 -
ラストワンプレーの局面でピッチに入り、CKからのこぼれ球をゴール前で拾うも、相手DFにブロックされた。
 
監督
森下 仁志 6
立ち上がりの15分は落ち着かなかったが、徐々に主導権を握る。機を逃さぬ選手交代を見せた点も評価。

次ページ先制点を挙げ、その後もチャンスを作った中村をMOMに。

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