「とても傷ついて、涙が溢れてきた」浦和のロドリゲス監督、古巣・徳島降格のショックを母国紙に激白!「ファンの前で社長が泣いているのを見たら…」

2021年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「失望と悲しみでいっぱいだった」

スペイン紙のインタビューで古巣について言及したロドリゲス監督。写真:徳原隆元

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が、母国スペインの有力紙『AS』のインタビューで、古巣である徳島ヴォルティスのJ2降格について語った。

 昨季まで4シーズンに渡って徳島を率いたリカルド・ロドリゲス監督は、20年シーズンにJ1昇格を果たし、その実績を評価されて、今季より浦和の指揮官に就任。最優秀監督賞に輝くなど、初めてのJ1の舞台でもその手腕を存分に発揮した。

 そんな智将も、古巣への愛情は格別だったようだ。最終節で徳島が降格したことについて、「とても傷ついた」と切り出すと、まず自身の後任となった同胞のダニエル・ポヤトス監督について言及した。

「ポヤトス監督を個人的に知らなかったし、対戦したときはあまり話をしなかったが、こちらが勝ったにもかかわらず、彼らが素晴らしい試合をしたことを覚えている」
 
 そして、「私は4年間そこにいたので、降格は非常に傷ついた」と続けている。

「ドレッシングルームで徳島の降格を知ったとき、失望と悲しみでいっぱいだった。 辛かったよ、 社長、スポーツディレクター、すべてのコーチスタッフ、選手のことを考えるとね。家に帰ってから、ファンの前で社長が泣いているのを見たとき、涙が溢れてきた」

 47歳の戦術家は、「こういうことを話すと、熱くなってしまうが、彼らはきっと(J1に)戻ってくるだろう」と締めくくっている。

 いまの自分があるのは徳島のおかげ――。リカルド・ロドリゲス監督には、そんな思いがあるのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】阿部、槙野、宇賀神…ホーム最終戦で浦和サポーターに別れのあいさつを行った浦和の漢たち
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事