「ニホンはとても閉鎖的な国」清水前指揮官ロティーナが、驚かされた日本の“異質な文化”を語る!「とてつもないのが…」

2021年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あまり友人を作ろうとしない」

第34節まで清水を率いたロティーナ監督。母国スペインのメディアで何を語った?(C)SOCCER DIGEST

 先月4日に4試合を残して清水エスパルスとの契約を双方合意の上で解除したロティーナ監督が、母国スペインのメディア『deia』のインタビューで、日本について語った。

 17年にJ2の東京ヴェルディの監督に就任した名伯楽は、その東京Vで2シーズン、セレッソ大阪で2シーズンを指揮。昨季にC大阪を4位に導いた実績を買われて、今季から清水を率いたが、信条である堅守を根付かせることができず、残留争いを強いられた。

 キプロス、カタール、そして日本で計8年を過ごしたロティーナ監督は、「特に日本は、私を大きく変えた」と切り出し、次のように語っている。

「日本で受け入れられるのは非常に難しい。日本はとても閉鎖的な国であり、伝統的で、外国人がほとんどいないからだ。観光客はいるが、外国人労働者はごくわずかだ。そのため、失業者も少ない」

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 64歳の指揮官は「監督としてのメンタリティは、ここスペインとは大きく異なる。だから、ヨーロッパのクラブが日本人監督とサインするのはかなり難しい」と話し、こう続けている。

「まずは言語の問題がある。それに、あまり友人を作ろうとしないし、家族のあり方も異なっている。ハグをしたり、愛情を表現したりすることもない」

 そして、驚かされた日本の"長所"についても言及している。

「安全面はとてつもない。携帯電話をテーブルの上に忘れたとしても、翌日、同じ場所で見つけることができるだろう」

 経験豊富なロティーナにとっても、5年の時を過ごした遠い島国の文化は異質だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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